人気ブログランキング |
<   2009年 03月 ( 29 )   > この月の画像一覧
赤の理由
e0087225_274610.jpg 旅行用のハードタイプスーツケースを選んだ時、ネイビー・ゴールド・ワインの三色の中から私が選んだのは少し渋めのワインレッドだった。それを見てうちのカミさん、ちょっと意外そうな顔をした。私はネイビーブルーを選ぶだろうと思ったのだそうだ。
 占いや心理ゲームで好きな色を選べと言われると、私の場合甚だ困る。仕事柄、いや、仕事にする前からどの色も全て好きだったからだ。そのために色の使いすぎで失敗した事も多い。かといって全くこれだと言った色がないわけでもない。注意深く記憶をたどってみるとある色が浮かび上がってくる。
 美大の予備校に通っている頃、同じ予備校生に赤を印象的に使う人がいた。その人の絵は赤を引き立てるために全ての色が使われていた。あの頃、毎度仕上がる度に全員の作品を並べて講評する中で今でも覚えている自分以外の作品はそれ一枚きり。それほど色の使い方に嫉妬したのか、赤を好きだという気持ちにあこがれを抱いたのか。おかげで色の引き立て方という物が少しはわかったのだが。
 人生の所々で思いもかけない所に現れる赤。ではやっぱり赤が好きなのかと問われると、海の蒼や萌える緑も大好きなのだ。一概にこれが一番という事は難しい。でも一つだけ、一番緊張するのは光沢のない白である事は確実だ。


↑ポチッとよろしく。
by marshM | 2009-03-21 22:59 |
ネガティブハッピー・チェーンソーエッジ
e0087225_2402910.jpg WOWOWでやっていた『ネガティブハッピー・チェーンソーエッジ』を見た。しばらく前に原作を読んで、そこに映画化の広告が載っていたのでいつか見たいと思っていたのだ。主演の市原隼人と関めぐみは原作に近いイメージで良かったのだが、もう少し今時の高校生の心情に説得力のある演出ができたらと思うのは、予算的に言っても欲張りすぎだろうか。
 関めぐみと言えば東京ガスのロボット編の初代ロボット。妻夫木聡の入浴シーンを見て張り飛ばしてしまうベタな演出が大好きだったのだが、すぐに違う女優さんに変わってしまった。入浴剤のCMにも出ていたからCM専門のモデルさんかと思っていたら、結構いろんな映画に出ている。『ドラゴンボール』のハリウッド版にも起用されたらしい。先が楽しみな女優さんだ。
 ところで、この『ネガティブハッピー・チェーンソーエッジ』と言う作品、大分前に作られた映画の題名でもある「喪の仕事」と言うキーワードを思い起こす。元になった映画は見ていないのだが、キーワード自体には思う所が沢山ある。いつか巡り会えると思っているのだが、なかなか果たせないでいる。


↑ポチッとよろしく。
by marshM | 2009-03-19 23:59 |
再生の速度
e0087225_2451663.jpg 庭のすみに生えるムスカリが青い花を咲かせ始めた。そうなると家の中でもあちこちに成長が始まる。クワズイモもエバーフレッシュも新芽が伸び始め、冬眠から醒めた熊のようにノンビリと動き始めている。
 庭で猫をかまっていると目の前をミツバチが通り過ぎた。いつの間にか虫たちも活動し始めたのだ。僅かずつ夏が再生されていく。


↑ポチッとよろしく。
by marshM | 2009-03-18 22:59 |
彼女の理由
e0087225_1112140.jpg 先日の大荒れの夜に、野良猫の避難所として出してあった段ボール箱がグシャグシャにつぶれてしまった。夜の間野良猫たちがその中で過ごしていたのかどうかは、いちいち確認しているわけではないのでわからない。しかし、気になる事が一つある。
 それはお母さん猫のガコちゃん、今年もまた妊娠しているようなのだ。日に日にお腹が大きくなってくる。普通妊娠すると猫は沢山食べるようなのだが、時々餌を残すようになった。元から餌をやっている本宅でちゃんともらっているからなのか、時々連れてくる子供たちに譲っているのかはわからないが、ガッツリ食べていく事もあるから体調が悪いわけではないのだろう。
 では何をしにウチの庭に来るのか。そんなとき、ガコちゃんは人の顔を見上げてはガッガッと鳴き、部屋の中をしきりにうかがう。そんな姿を見ていると、もしかして餌と暖に不自由しない、安心して子供を産める場所を探しているのではないかなどと考えてしまうのだ。
 暖かく安全な寝床を用意してあげたいのは山々だが、ウチには暴れん坊の怪獣がいる。網戸を開けて入って来ようとするガコちゃんに一試合仕掛けようと虎視眈々と狙っているのだ。悪い事は言わない、他を当たってくれ・・・と素直に言えない可愛らしさ、それは動物の本能が作り出す物なのだろうか。


↑鬼になるのだ。
by marshM | 2009-03-17 23:59 |
消えゆく物
e0087225_031833.jpg 先日定休日だった煙草屋に煙管を買いに行ってきた。ひとえに煙管と言ってもピンからキリまであるらしい。金メッキ銀メッキが施されていたり、彫刻がされていたり。店主に聞いて外国人好みの渋い黒塗りの物を選択する。値段は中堅所だが、過度な装飾が無く質もしっかりしている物と言えばやはりそこに落ち着く。煙管用の煙草と一緒に買い求めた。
 ひとしきり煙管の話題で盛り上がったのだが、注目すべきは煙管用の煙草。煙管用にはJTから出ている『小粋』という銘柄が唯一の煙草で、刻みが非常に細かい事は知っていた。ところが、パイプ煙草や紙巻き煙草も外国産煙草葉を多く用いている中で、この『小粋』は全くの国産煙草葉で作られているのだそうだ。おまけにその細い刻みを作る機械も今では一台しか残っていないのだとか。部品が壊れてしまうともう換えの部品がないらしい。時代が時代だけに煙草自体の生き残りも危うい物なのだが、日本の文化としての煙管がそう言う形で消えてしまう心配があるというのは悲しい事だ。
 とにかく、見た目にも面白い日本文化をお土産にできた事は収穫だった。後はこれを当人が気に入ってくれるかどうかだが、そればかりは渡してみなければわからない。


↑ポチッとよろしく。
by marshM | 2009-03-15 23:59 |
めんぼう
e0087225_0535240.jpg TVのダイエット特集を何の気無しに見ていると、「めんぼうダイエット」の話題が出てきて注意をひいた。いや、ダイエットに興味があったのではなく、「めんぼう」が如何に本来の使い方以外に有効かという事に興味がわいたのだ。
 続けて見ているとどうも映像と言葉がピンと来ない。頭の中には耳掃除に使う「綿棒」が浮かんでいるのに、TVに映っているのは「のし棒」なのだ。これを「麺棒」と言うのだという事を初めて認識した。検索してみれば普通に「麺棒」がかかるし、FEPも一発変換する。知らないという事は恐ろしい事だ。できうる事ならパン生地を広げるのし棒ではダイエットにならないのかという所も解説してほしかった。
 「綿棒」と言えば最近お気に入りなのが「シャワーの後に使う」と銘打たれた綿棒。通常より綿部分が大きい。耳たぶの内側まで洗う私にとって、耳の中まで入り込んだ水が一発で取れるこの綿棒は非常に優れものである。ただ、昼間耳掃除をしても大きな綿棒ですっかり綺麗になった耳から全くなんにも出てこないと、少し寂しい気がしてつい使うのをためらってしまうのだ。
 そしてもちろん、いくら大きいからと言って「麺棒」では私の耳には用をなさない事は言うまでもない事である。


↑ポチッとよろしく。
by marshM | 2009-03-14 23:59 |
専用スーツケース
e0087225_23574397.jpg 数年前のスペイン旅行は二人でスーツケース一つあればなんとかなったが、今回のイタリア旅行には二つ必要な状況だと言う事が明らかになってきた。
 ずいぶん前、新婚旅行の時にカミさんの実家から持ってきた二つのスーツケース、片方のキャスターが壊れていたので先日修理に出した。これで準備万端だと開けたりしめたりしていると、もう一つのスーツケースもキャスターが壊れていた事に気が付いた。さすがに何度もヨーロッパと日本を行き来しているスーツケースはあちこちにガタが来ていたようだ。
 今から直すのでは時間がかかるし、アメリカ路線のセキュリティー事情で対応した鍵が付いていないと不安もあると言う事で、片方は新調しようという事になった。
 今まで海外旅行はそう頻繁には行かないのだから、スーツケースは借りておけば事足りると思っていたのだが、ここ数年の渡航頻度を考えると「そう頻繁には行かない」とは言いづらく思えてきた所である。新しく自分用にスーツケースを新調するのもいい事なのかも知れない。



↑実は大分嬉しい私にポチッとよろしく。
by marshM | 2009-03-13 23:57 |
東奔西走お土産探し
e0087225_2359792.jpg パイプ作家にお土産を選ぶのに、日本特有の喫煙具を外すわけにはいくまい。いつも行くパイプ屋には煙管も売っているので、旅行中のパイプ煙草とあわせて見繕ってこようという事になった。
 馴染みのパイプ屋は電車でも車でも小一時間かかる所にある。都内に出るのとは反対方向なので、何かのついでに寄っていくという事はできない。勢い車でドライブがてら出かける事になるのだが、それもまた天気が良ければ楽しい物だ。
 良く晴れた青空の下、オンボロ自動車を駆って裏道抜け道をスイスイ走っていくと、馴染みの店は定休日であった。定休日に行き合わせた事がないので休みの日があるなど思いも寄らなかった。全くの無駄足ではあるのだが、コンビニでお茶とお菓子を買って帰り道につくと、これもまた楽しいような気がしてくるのは、一人ではなく二人でいるからなのだろうか。


↑ポチッとよろしく。
by marshM | 2009-03-12 23:59 |
雪辱をはらす
 スペインのAlhambra宮殿を訪れた時は、数日前に予約サイトから宮殿内の観覧を予約しようとしたのだが、既にいっぱいでチケットを取る事ができなかった。その反省から、次回のイタリアでは主要美術館を早めに予約しておこうと動き出したのだが、面白いサイトを見つけた。
 通常イタリアの美術館に海外から予約をするには、直接電話をかけるかホームページにアクセスするしかない。国際電話は通話料が高いのでほとんどがネット予約か旅行代理店経由になるのだが、キャンセルが利かなかったり手数料が高かったりで日本からの旅行者は結構四苦八苦しているらしい。ところが、見つけたサイト、『AMO ITALIA』は一人一件につき500円で現地スタッフが予約代行をしてくれるというのだ。それも、ネットで直接見て売り切れの日でも取れると言うから頼もしい。おまけにブログで記事を書いてリンクを張ると手配手数料がタダになるのだ。これを利用しない手はない。
 とりあえずウフィッツィ美術館の予約を申し込もうかと思っている。予約を取った日に本当に行かれるのかという一抹の不安もあるのだが、Alhambla宮殿のような悔しい目には遭いたくない。宮殿の中に入らなくても大満足だなどと強がってみても、やっぱり入った方が楽しかったに違いないのだから。
by marshM | 2009-03-12 21:27 |
日本土産を選ぶ
e0087225_23132594.jpg イタリア人パイプ作家の工房に見学へ行く、そのためにはお土産を用意しなくてはならない。果たして親日家かどうかわからない元画家のイタリア人が何を好みとするのかさっぱりわからないままに、取り敢えず日本的な物を求めて谷根千へと行ってみた。
 「谷根千」とは、谷中・根津・千駄木エリアの事だそうだ。古い町並みが戦争で燃えることなく残り、下町情緒と人情が残る街。ステンドグラス工房で猫の散歩を押しつけられたり、何故かアフリカ雑貨を買い込んでみたり、あっちへこっちへと寄り道したあげくにたどり着いたのは、千代紙の専門店。
 スペインはグラナダのアルバイシンの丘にはアラブ人街があり、その天辺近くにイスラムや宮殿の装飾をモチーフとしたリトグラフを並べる画商が店を出していた。そこで私が手に入れたのは、イスラムの青とダビデの星をかたどった単純な幾何学模様の作品。額に入れて居間に飾るとなかなか良い雰囲気を出してくれている。
 千代紙には古く武将が甲冑の下に付けた着物の柄を取り込んだ男性的な模様の物がある。ブルーの淡色に白と黒で抜かれた模様は波間に兎の図。繰り返しのパターンの中に細かな波模様が見る目を飽きさせない。これをお土産にしたら、面白く感じてくれるのではないだろうか。手彫り手刷りの千代紙は、下手なリトグラフよりも味があふれているのだから。その成り立ちを説明するのはカミさんの役目だが。


↑ポチッとよろしく。
by marshM | 2009-03-11 23:14 |