文庫本
e0087225_19636100.jpg 今月やっとたまっていた文庫本を消化。アレグザンダー・ケント著「若き獅子の凱歌」と大沢在昌著「灰夜」。どちらも有名シリーズの最近の作品である。
 「灰夜」は新宿鮫シリーズ。相変わらず面白い。舞台や脇役を事件という特性に絡めてがらりと変えるのはこういったミステリシリーズの強みか。
 「若き獅子の凱歌」は海の勇士/ボライソーシリーズ。18世紀の海戦物。発刊順では既に主人公リチャード・ボライソーは戦死しているのだが、年代を遡って空白を埋めるストーリー。若き日のヒーローの活躍は面白いのだが、著者が不調なのか訳者が不調なのか、誤字脱字意味の難解な訳文が多く以前ほどさらりと楽しむ事が出来ない。ページ数は少ないものの文脈を理解するのに時間がかかる。
 そこへ行くと日本人の書いた本は最初から日本語で表現されているので心配なく読める。ちょっと前に読んだ「風車祭(カジマヤー)」は先に進みたいが残りのページが減るのをもったいなく思い、「灰夜」は残りのページが少なくなるにつれて事件解決までたどり着くのか心配で行を追うスピードが上がっていく。
 ボライソーシリーズも何度も読み返して楽しむ事が出来たが、そろそろ新シリーズに乗り換える潮時か。

灰 夜
大沢 在昌 / 光文社
スコア選択: ★★★★





若き獅子の凱歌―海の勇士/ボライソー・シリーズ〈28〉
アレグザンダー ケント Alexander Kent 高橋 泰邦 / 早川書房
スコア選択: ★★
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by marshM | 2006-07-17 23:59 |
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