ホワイトアスパラガス
e0087225_23125097.jpg 私の子供の頃、アスパラガスと言えばホワイト、それも缶入りと決まっていた。缶入りのホワイトアスパラガスはヨレヨレに水煮してあって、酸っぱいような苦いような薄いマヨネーズみたいな味とヌルリとした食感で嫌いな物第三位の座を不動の物としていた。
 月日は過ぎて世の中にはグリーンのアスパラガスが流通し、アスパラと言えばグリーンアスパラガスと連想する人が多いのではないだろうか。ところがここ最近、生のホワイトアスパラをスーパーの野菜売り場で見かけるようになった。あまりたくさんはとれないのかちょっとお高い値段が付いてちんまりと陳列されている。
 ヨーロッパに詳しいカミさんの言う事には、フランスあたりでは生のホワイトアスパラが並ぶと春の訪れを感じるらしい。山盛りに積んであるホワイトアスパラガスを買って帰ると、たっぷりの塩で少しクタクタになるぐらいに茹で、レモンを搾って食べるのがことのほか美味いとか。早速その味を再現してもらうと、確かに美味い。グリーンの苦みやえぐみが弱まって代わりに増す甘みをレモンと塩が引き締める。旬の取れたてのタケノコの刺身に似た幸福感が口の中に広がる。かつて缶詰で体験した所在のない歯ごたえとは比べ物にならない美味しさであった。
 まだそれ程頻繁にはお目にかからない食材だが、これから毎年春から初夏にかけて旬の物としてうちの食卓に上がる事になるだろうホワイトアスパラガス。ところでフランスの旬の時期に食べるそれも一度体験してみたい物である。
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by marshM | 2006-05-16 23:59 |
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