テキーラを飲むワケ
 今日から出張のカミさんを送りに新横浜へ。気の早い桜が三分咲きという所。
 駐車券をもらうために地下食品売り場でSAUZAとチーズ入りプレッツェルを買う。夕飯の買い出し主婦の列に混じってカゴも持たずにテキーラと菓子の袋を差し出す自分が実に違和感を感じて面白い。
 テキーラが好きと聞くと何故か皆一様に「酒が強い」と言う印象を持つが、普通に売られているテキーラはバーボンやジンとほぼ同じアルコール度数である。ライム片手にストレートのショットグラスをあおるイメージがそうさせているのであろうが、私がテキーラにはまったのはもっとソフトなカクテルからである。
 サラリーマンだった頃通っていた会社の筋向かいに、同年代の若旦那が経営するバーがあった。バーテン達も若くて修行中の身だったため、ああでもないこうでもないと一緒になっていろんなカクテルを楽しんだ。足繁く通っているうちに好みの味も固まってくる。ちょっと刺激のある香りでさっぱりし甘みのあるカクテルが好みで、中でもマタドール・マルガリータ・テキーラサンライズなどを良く頼んでいた。お気に入りの女性バーテンが作るマタドールはちょっとパインジュースが多めで、頼むと砂糖漬けのチェリーを必ず多めに付けてくれた。甘くて刺激的な一時の楽しみ。
 楽しい時はいつまでも続かず、業績不振の若旦那はゼストに修行に出され、店は家族経営の居酒屋に吸収されてしまった。居酒屋になっても居残ったスタッフが好みのテキーラのボトルを取り置いてくれていたのだが、やはり居酒屋では興がのらず足が遠退いてしまった。
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 さて、今日からしばらく独り身である。一人テキーラを傾けつつ、若旦那は今頃また自分の店を再開したのだろうかとバーカウンターの薄暗がりが恋しくなるのである。秘密の愛人を誘って夜の街に繰り出したい所だが、金のかからない愛人はいないもんなぁ。
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by marshM | 2006-03-22 23:59 |
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