ちょっと珍しいものを昼飯に食べた。見た目も食感も汁気の少ない粥なのだが、白米の粥ではない。オーツ麦の粥、俗に言うオートミールだ。
昔、映画や小説に出てくるオートミールがどれほど不味いのか、主人公たちがそんなに嫌がるほどのものなのか、確認したくて自分でミルク粥を作ってみた事があった。その時の印象は、想像したほど不味くはないが、それでも嫌な食感と味気なさに二度と手が出る事はないものだった。 月日が経ってうちのカミさんが作ったオーツ麦の粥は、しっかりと野菜だしを使ったかなりいける一品だった。食感こそはオートミールのそれなのだが、濃い味付けによってあの何だかわからない気味の悪い物体とは一線を画しているのだ。味付け一つでこんなに変わるとは驚きである。 二度目に作った時は、今度は中華だしとラー油で味付け。これがまたいける。あの嘔吐ミールとまで表現された物体が嘘のように美味しいランチに変身していた。 何だか積年の恨みを晴らしたというか、親の敵に巡り会って勝ちを得たというか、何だか曖昧ながらとても満足感の高いランチの時間を過ごせたのは、日常の些細な幸せなのだ。 ↑ポチッとよろしく。
by marshM
| 2009-09-11 23:59
| 食
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