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小さな画材屋
e0087225_17504768.jpg ここに越してきてからもう少しで1年が経とうとしている。必要な物はその都度電車に乗って大きな街まで買い出しに出ていたのだが、一番重要な画材は近所でも手に入るという事が最近わかった。家から歩いて数分の所に美大受験の看板を掲げた場所があるのは早くから知っていたのだが、そこが小さな画材屋だとは思いも寄らなかったのだ。
 入口から折れ曲がって奥に続く店内は、大きくもなく小さくもなく、必要最低限の物は取り敢えず揃うというような品揃え。その売り物と一緒に受験生たちのデッサンや平面構成が並べてある。2Hから6Bの鉛筆や木炭を買っていたあのころの記憶が瞬時に蘇ってきて面白い。記憶の中のあの店もこんな小さな所だった。
 店番はコテコテの関西弁のおばちゃん。話を聞いてみるとその予備校はほとんど関西の有名美術大学に進学するのだとか。東京の大学に行く子はほとんどいないらしい。なるほどなるほど、並べてある絵を眺めてうなずくのである。
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by marshM | 2013-03-25 17:51 |
天気予報
e0087225_1845196.jpg 東京の家では川面の変化で気象の遷移を感じ取っていた気がする。目の前に大きな運河が流れていたから、遠くに低気圧があればうねりが白波を作り、月の満ち欠けが水位を変える。テレビの天気予報は広い範囲を予測するから、そんな変化が地域的な天気の流れを補足する事が出来るのだ。
 今は目の前の窓から広い空が見えていて、以前は川に奪われていた目を引きつける。山を越えて来る風と気圧の変化が様々な形の雲を作り出す。もう少ししたら天気予報も出来そうだ。
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by marshM | 2013-01-23 18:52 |
天気雪
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 大晦日は気持ち良い青空。おせち作りに精を出すカミさんを尻目に、手早く家事を終わらせた私は近所のファーストフードに繰り出して喫煙シートでのんびりパイプをくゆらした。
 大きな窓からほど近い山並みを眺めていると、軒のように山の頂から伸び出した黒雲から薄煙のようなカーテンが降りてきた。と思うまもなく辺りは一片の大きな雪の舞いに包まれた。
 関西でも関東でも寒ければ寒い、暑ければ暑い、大して気候など変わらないと思っていたが、やはり日本海側からの湿った寒気を遮る山脈がないこの辺りは、関東のカラッ風とはちょっと趣が違うようだ。
 だんだん吹雪のように吹き付けてくる雪の中、スクーターに乗って家路を急ぐ。青空も見えている雪模様はどんなに降り続けても積もる事はない。年の瀬を強く印象付ける一日が過ぎる。
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by marshM | 2012-12-31 19:27 |
思えば遠くへ。
e0087225_19274989.jpg 天気の良い夕方、ベランダから遠くを見渡す。暮れなずむビルの合間に赤い点滅と近づく列車の音。かすかに響く踏切の警報がもの悲しい。
 鉄道模型に凝っていた幼い頃、電車の音が聞こえる場所に住みたいと思っていた。遠くに貨物列車の通る親戚の家で夜中に耳を澄ませたり、ベッドに横になってから鉄橋の下で録音した通過音を安いカセットテーププレーヤーで再生してみたり。小さく聞こえる車輪が鉄路を叩く音に郷愁や旅情と言ったものを想像していたのだろう。
 今住んでいる場所は今までになく線路が近い。寝室にまで聞こえてくるほどではないが、夕方少し静になった街に幼い頃の思いが幻のように通り過ぎる。
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by marshM | 2012-12-14 19:39 |
プンパーニッケル
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 最近うちで朝食によく食べるようになったのがプンパーニッケル。ライ麦を使ったパンだが、粉を練ってふくらましているのではなく、見た感じライ麦がそのままの形で残っているおむすびのようなパン。食感はかなりモッチリとしていて、クリームチーズと相性が良い。チーズコーナーにクラッカーと一緒に置いてあるのをよく見かける。
 ライ麦パンと言ってもライ麦を配合した食パンのように香辛料のような癖のある味と香りは控えめ。ただ、製粉をしていないので歯の隙間に色々詰まって歯磨きが大変な事になるのが玉に瑕か。
 見た目はちょっとアレだけれど、とにかく味と食感は一度食べるとやみつきになる。そして栄養価が高くてドイツ軍が軍用食として取り入れたという情報を持ってきたのはうちのカミさん。そんなカミさんにもちょっとビックリ。
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by marshM | 2012-11-10 19:11 |
気持ち良い色彩
 久しぶりにいつもとは違う道を走って街中を買い出しに出かけた。住宅がひしめく駅前のプラタナス並木はすっかり葉が黄色くなり、その先の公園も見違えるように赤い色彩にあふれていた。ここしばらく田園風景の中ばかりミニバイクを走らせていたので、その目に鮮やかな色彩がとても新鮮で心地よい。雨上がりのイオンも相まって気持ちの良い秋の日だった。
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by marshM | 2012-11-06 23:07 |
レモンの収穫
e0087225_22475229.jpg うちのベランダで栽培しているレモンの木、結局何が悪かったのか最後に残ったのは実が二つ。それも、一つは小さいうちに黄色く熟して落ち、残る一つは皮がはじけて中が見えている。夏場の高温多湿なベランダ環境が合わなかったのだろうか。
 できが悪いのでレモンらしい絵になる使い方は望めない。せいぜいレモン汁をとって料理に使うぐらいが関の山。せっかく収穫を楽しみに苗を買ったのに、なんだかとてつもなく損をした気分だ。
 来年、春に肥料をやり直して、ちょっとばかり風通しの良い所で気を遣って育ててみよう。地中海の気候を想像しながら。
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by marshM | 2012-10-24 22:54 |
好きなのに・・・
e0087225_18411033.jpg 秋が来て、稲やブタクサの花粉が飛び回っている事は、自分の敏感な鼻でわかっていた。そう、秋の花粉症、アレルギーである。
 所が最近、花粉以外に季節にかかわらずアレルギー反応を引き起こすらしいものを見つけてしまった。おやつや酒の肴にポリポリと食べていたピーナッツ、まとまった量を食べるとどうも喉の調子が悪くなるのだ。気のせいかと思って連日同じぐらいの量を試してみると、やはり喉が腫れぼったくなる。これはどう見てもアレルギーだろう。
 好きな食べ物にアレルギーがあった、もしかすると今後大量に摂取する事によって身の危険すら及ぼすかもしれない、などという事態が起ころうとは想像もしていなかった。好物が一つ消えてしまうのは少し寂しいが、考えてみたら美味しく食べられるものは全て好物なのだ。まだまだアレルギー物質が10種類ぐらい増えても全然問題無いのだ。
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by marshM | 2012-10-22 18:49 |
楽しくなくちゃ
e0087225_21401753.jpg キーボードのEnterボタンが壊れた。軽くタッチしても強く押し込んでも5回に1回ぐらいしか機能しない。考えてみればメインマシンは本体のみの買い換えできているから、キーボードは軽く10年は使い続けている。壊れない方がおかしいのだ。
 良い機会なのでちょっとデザインの良いUSBキーボードと無線マウスを両方揃えた。ポイントが貯まっていたのでマウス分はタダ。繋げてみるとこれがとても調子が良い。
 MacBookのマジックマウスで無線マウスの良さは知っていたが、Windowsのマウスはボタンが増えてカチカチと動きが楽しい。新しいキーボードも軽いキータッチが楽しくて、パソコンに向かうのがまた楽しくなった。
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by marshM | 2012-10-09 21:49 |
廃屋
e0087225_23374669.jpg 今住んでいるすぐ近くに全く無人の集合住宅が放置されている。築年数も相当古いらしく、今では斬新ささえ感じてしまうほど独特な作り。きっと数十年前にはこんなアパートや社宅が「新しい」ともてはやされたのだろう。
 地方だから空き家が多いというわけでもない。以前住んでいた都内でも裏通りには誰も住まなくなった商店が手つかずで放置されていたし、生まれ育った横浜でも夏になると雑草に埋もれるようになるお化け平屋があった。
 土地も売らず建物も壊さないのにはきっといろんな訳があるのだろう。防犯上好ましくないと入口を板で囲ってしまうのもうなずける話だ。ただしかし、その存在が毎日前に進み続ける人間の生活に、アルバムのように時を留め差してくれるのも事実なのだ。
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by marshM | 2012-06-21 23:46 |