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秋のジレンマ
e0087225_18473484.jpg 私がインテリアショップや花屋で一目惚れして持ち帰ってくる観葉植物は、葉っぱがなかったり耳がとがってたり、妙な形の物が多い。それほどまめな性格ではないので、暑すぎたり寒すぎたりすると枯らしてしまう事が多いのだが、それでも相性の良い植物はしっかりと生長してくれる。
 私が気に入る観葉植物はうちの猫たちもお気に入りらしい。すくすくと育つ葉がある日虫食いのように穴が開いたり欠けていたりするのは、うちの猫たちが噛み切ってしまうせい。昼間目を光らせているうちは大人しくしているが、人間たちが寝静まった後、どんなに届き辛い所に置いておいても食べられてしまう。
 とうとうお気に入りの一つは背の高い食器棚の上に追いやられた。それでも外のアスファルトの反射光で細々と生きながらえてきたのだが、ここのところ成長が止まってしまった。季節のせいなのか場所のせいなのか、原因はわからないのだが、日だまりの中猫と一緒に置いておく訳にはいかない。過ごしやすい季節のちょっとしたジレンマ。
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by marshM | 2012-10-11 18:57 |
中途半端な街
e0087225_16161780.jpg 先日ちょっとした用事で横浜の実家に寄ってきた。横浜の街は巨大な京浜工業地帯に隣り合った一大ベッドタウンであるから、起伏の多い土地には急な斜面にもみっちりと住宅が並んでいる。深い谷間に入り込むと、まるで巨大なデザインマンションの中を歩いているような、不思議な感覚に陥る。
 そんな人の多い横浜の住宅街でも、まだまだ古くからの居住者は多く、区画は広めで庭木を多く植えた家がまだたくさんある。かくいう私の実家も椿に木蓮、梅にジンチョウゲと手入れの事も考えずに様々な庭木が植わっている。窓を開けて庭を眺めていると、暮れ色の空気にコオロギの声が幾重にも響きはじめた。
 今住んでいる関西の都市もかつて産業で栄えた都市、見渡す限りに住宅街が並んでいる。しかし、何か物足りなさを感じていた正体がやっとわかった気がする。街路樹と庭木が少ないのだ。枝が屋根のように張る小道の辻でコオロギの声に包まれるような感覚がないのだ。
 田舎のようで田舎で無し、都会のようで都会で無し。地方都市だの都会だの、案外どちらも中途半端なのだ。
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by marshM | 2012-10-08 16:38 |
夏が終わっても
e0087225_1142484.jpg 南向きの窓から差す太陽の光が日に日に部屋の奥へと伸びていく。太陽の角度が浅くなれば太陽光が通過する大気の長さも長くなり、その分熱量も減ってくる。風向きが変わり最高気温が下がれば今までだれていた猫たちも活発に動き出す。
 梅雨の合間に拾ってきたルーはまだ3ヵ月ほどのやせっぽちなキジ猫。あまりにガリガリに痩せているので獣医に相談してみたが、特に病気らしい症状がないので餌を変えて様子を見る事になった。
 幼いうちに親と別れたせいか、ルーは甘えん坊。最近甘えの度合が加速して、寝ている私の胸の上に居座ってゴロゴロ言い出す。太陽の熱量が減ったとは言えまだまだ蒸し暑い夜に、小さな湯たんぽを抱え込むのはちょっとばかりしんどい。
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by marshM | 2012-09-10 11:53 |
夏の終わり
e0087225_2020342.jpg 今日、確かに夏が終わった。いつもと変わりのない青空と焼け付く日差しだが、少しずつ移り変わる変化とははっきりと違うものがそこにはあった。
 例えば絶えず肌を撫でる乾いた風や、高くまで見通せる空の色。五感が確実に今までとは違うと、夏は終わったのだと頭に囁きかける。
 太陽が南の一番高い場所に来る頃、まだ夏の様相を残す景色を見に散歩に繰り出した。まだ青い稲穂、水面に群れ集う小さな生き物。流れる汗に夏を感じていても、後はゆっくりと坂道を転がりはじめるように秋がやってくるのだ。
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by marshM | 2012-08-25 20:30 |
ジャングルでリラックス
e0087225_20214755.jpg 以前からジャングル風呂が欲しいと思っていた。ジャングル風呂と言ってもジャングルの中に風呂があったり、商業施設の色物共同浴場の事ではない。風呂場に観葉植物をたくさん並べて、南の島にいるような雰囲気を出した風呂場と言う事だ。
 個展に出した絵の中でそんなジャングル風呂を描いた絵がちょっとだけ人気があった。皆同じ様な事を考えるらしい。リラックスできる空間に観葉植物の緑は目も楽しませてくれる。
 我が家の観葉植物達は、猫たちの毒牙から隔離する意味も込めて今はベランダに並べてある。水やりに出ると真夏日の太陽と照り返しでまるで南の島のようだ。子供用プールとシャワーがあれば、取り敢えずジャングル風呂が出来上がるのではないかという気がしてくる。
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by marshM | 2012-08-24 20:34 |
陸の風読み
e0087225_0115753.jpg 東京の街は人が歩く速度がどの街よりも速いと聞いた事がある。関西でもっとも大きな都市大阪の街を歩いてみて、なるほどやはり東京の人たちは歩くのが早かったと思う。いや、言い換えれば私の歩く速度が周りに全く合っていないのだ。
 私鉄・地下鉄・JRが乗り入れる巨大乗換駅の連絡通路を朝の通勤通学時間帯に目的の路線に向かって歩くのはかなりの技術がいる。特に遅刻ギリギリに家を出るのが普通となっている場合、ヨットマンの風読みのごとく人の流れを読み渡っていく術が生死を分かつのだ。
 関西のエスカレーターは東京と違って右によって左をあける。しかし左側をせかせかと先を急ぐサラリーマンはさほど多くない。郷に入っては郷に従え。しばらく風読みの技術は封印、と言う事になりそうだ。
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by marshM | 2012-06-24 23:59 |
イモンヌの成熟
e0087225_231183.jpg レモンの木の若葉を食い尽くさんばかりの勢いで成長を続けたアゲハの幼虫、どうやらやっと変化の時が訪れたようだ。
 葉の減り具合を心配してネットで色々調べていたのだが、各所に記載されているとおり、軟便を一つ落とした後活発にサナギになる場所を探し始めた。日にちも行動も調べたとおりとなると、何だかフードをかぶった老婆に「彼の者軟便の後、金色の野に降り立ちサナギと化す」なんて予言を聞いてきた様な錯覚に陥る。あまりに活発にあちこち探索してまわり、最後は緑のないコンクリートの上をはい回りはじめたので、そっと手をさしのべて元の傾斜が居心地良いだろうレモンの木に戻してやった。
 ともあれ、これ以上若木を食い荒らされなくて助かった。twitterのフォロワーさんに「イモンヌ」と名付けてもらった可愛いヤツを、どこか知らない枝に放してくるなんてどうも後味が悪い。後は無事に羽化してくれるのを祈るのみ。
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by marshM | 2012-06-05 23:13 |
環境アセスメントは如何に
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 レモンの木に居座る芋虫、黒くてちょっとまがまがしい姿だったのが、一昨日あたりうっすら鮮やかな色が一筋現れたと思ったら、あっという間に緑色になった。まさしく“アゲハチョウの幼虫”と言った出で立ち。まるで醜いアヒルの子が大人にならないのに本性を現したと言った感じ。
 レモンの木は花芽をつけるために枝の先端を店でカットしてある。だから新しく伸びる葉がない分果実に栄養が行くという仕組みなのだろう。だが、蝶の幼虫は比較的新しく柔らかい葉を好んで食べる。もう1/4ほど食べただろうか。このまま大きくなって黄緑の新しい葉を食べ尽くしてしまわないかと少し心配だ。
 とは言え全体を見ると黄緑の葉は15パーセントほどだろうか。古い葉も光合成はするのだろうから、何も問題はないのだろうな。
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by marshM | 2012-06-01 22:51 |
成長期
e0087225_1953968.jpg カミさんが引っ越し先のベランダにレモンの木を用意してくれていた。今まで日当たりの悪い場所に住んでいたので植物を買うのを敬遠していた私にサプライズとして用意してくれていたのだ。丁度レモンの花が開く時期で、鼻を近づけると甘い香りが漂ってくる。
 そのレモンの木に芋虫が一匹居座っている。確かアゲハの類は柑橘系の葉を好むと聞いた覚えがあるからその類だろう。毎日何処にいるかと確認すると、天辺の柔らかい葉を食べた後に決まって少し下の同じ葉に戻って休む。虫といえども居心地の良い場所という物があるのだろう、もしかすると寝室とダイニングとトイレぐらいは決めているのかもしれない。
 そんな事を想像しているうちに葉は少しずつ食べられていき、しかしそのモリモリ食べる姿は頼もしく、羽化する姿が楽しみでもあり、なんだかレモンの実そっちのけなのであった。
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by marshM | 2012-05-29 20:02 |
ランチの敵
e0087225_133040.jpg 日差しが暖かくなり風が緩むと、外でランチをしたくなる。おあつらえ向きに事務所の近所にはランチを広げられる公園や広場がたくさんあって、今日のような暖かい日にはハンバーガーでも買って日向ぼっこをしたくなるのだ。
 だが世の中そんなに甘くはない。こんな日には花粉もたくさん舞い上がっているのだ。ゴールデンウィークをすぎる頃にはひと段落着くはずなのだが、例年より飛散量の少ないといわれている今年の花粉、少しばかり早めにピークを終えてくれないだろうか。
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by marshM | 2012-03-28 23:59 |