タグ:空 ( 179 ) タグの人気記事
夏の別れ
e0087225_039123.jpg その日は朝から抜ける様な青空が広がる夏日。小高い丘に広がる緑は濃く、焼けたステアリングを握る手に今まで過ごした夏を、その車で遠出した数々の場所を思い出すことは容易だった。
 屋根のない駐車場でしか保管が出来なく大分錆が浮いてしまった塗装に手が付けられず、度重なる不調と車検切れと駐車場代が高い都内への引っ越し予定が重なって、とうとう売る事になった。元々はカミさんが一目で気に入ってあっという間にローンを支払い終えた彼女の車なのだが、運転する機会はなぜか私の方が多く、その独特の容貌と相まって二人共大のお気に入りの車だった。
 そして短い夏のドライブが終わり、ぽっかりと空いたのは駐車スペースだけではなかった。気晴らしにチョイノリで近所までアイスを食べに出かけてみたが、見上げた夏空の様に気持ちは晴れてくれなかった。



↑ポチッとよろしく。
[PR]
by marshM | 2010-07-18 23:59 |
夏日
e0087225_0373674.jpg キラキラと天空輝く太陽は既に夏のエネルギーを遺憾なく発している。ちょっとした買い出しにステアリングを握る手が日に焼けた暑さを感じ、半袖から出した腕が窓枠でジリジリと音を立てるようだ。このまま夏休みに突入してしまいたくなる昼下がり。



↑ポチッとよろしく。
[PR]
by marshM | 2010-06-02 23:59 |
私の決断
e0087225_1264313.jpg 何だか今年後半は試練の時になりそう。期待が大きい分不安もいや増す。少しずつ地固めして少しずつ変わらなければ。
 iPadが予約開始になってから2・3日悩み抜いて、いざ買おうと決心したら店頭予約が終了、アップルストアでの6月7日までの発送分を申し込んだ。ふたを開けてみれば発売当日や翌日でもそう大変な思いをせずに買えたようだ。発送予定最終日近辺はゴタゴタしているから、受け取ったとしてもすぐには開封できないだろう。そうなるとこの週末に買いに走った方が良かったのかもしれないと軽く後悔する。
 気を取り直して思い返せば、悩んだ2・3日の間にアメリカ購入組のiPadを一通りいじらせてもらったから、何もいち早く手元に無ければならない理由はない事に気が付いた。それならば一切の悔いは無し。この先もっと重要な決断の場面は沢山現れる。迷いに迷ったとしてもしっかりとした決断を下す事こそが大事なのだろう、と思うのだが、どうだろうか。



↑ポチッとよろしく。
[PR]
by marshM | 2010-05-30 23:59 |
絶え間なく
e0087225_1542561.jpg 強い風が吹くがそれを押しのけて熱を降り注ぐ太陽。夏のように暑い東京の空は白く霞みながらも清々しかった。
 先週、庭でトカゲの子供を見た。今週は睡蓮鉢に入れたメダカに稚魚が生まれた。アラビア・ジャスミンの伸び続ける茎の先端に花のガクのような物がつき始めた。
 季節は順調に巡っている。ちょっと心配になるくらいに順調だ。今年の夏はどんな夏になるのだろうか。



↑ポチッとよろしく。
[PR]
by marshM | 2010-05-25 23:59 |
甘い誘惑
e0087225_1142545.jpg 夜、とっぷり暮れた空の下に出ると、ささやかな風に乗って甘い香りが運ばれてくる。あれはクチナシだろうか。南国の首飾りのように頭の芯をしびれさせる誘惑。香りの元を探しに闇へと一歩踏み出て思いとどまる。



↑ポチッとよろしく。
[PR]
by marshM | 2010-05-18 23:59 |
春の舞台
e0087225_23371879.jpg
 日が長く、太陽の軌道が北寄りに移動してきた事を、朝起きてカーテンを開いた時に感じる。南東向きの部屋は冬の間眩しい光を中程まで招き入れていたのに、今では窓際の足下がわずかに日向になる程度なのだ。
 居間の窓を開けて網戸にすると、ベランダに開かれた世界を舞台に、かぶり付きを猫が陣取る。暖かな日差しを受けつつ、動く物には何でも舞台俳優を見るような注視を送るのだ。
 花には蝶が舞い、土の上を小さな命がうごめく。今年もまた賑やかな季節がやってきた。



↑ポチッとよろしく。
[PR]
by marshM | 2010-04-26 23:47 |
ハルガスミ
e0087225_1501212.jpg 良く晴れた日は朝から色んな事が能率良く片づいていく。昼頃に時計を見て思いの外時間が進んでいないのに驚き、ベランダに出て背筋を伸ばす。
 梅や桜、木蓮が花を咲かせるその向こう、黒い格子模様だった雑木林がほんのりと色づいて霞んで見えるのは、いつの間にか新芽が膨らんできたからだ。春霞とは遠くの景色がぼやけて見える事だが、冷たく空に突き刺さっていた枝がモヤモヤと移り変わって行く様も、春霞と言いたくなる。



↑ポチッとよろしく。
[PR]
by marshM | 2010-03-30 23:59 |
その月を見たか
e0087225_016259.jpg
 雲が切れた夕方、藍色の空にぽっかりと丸い月が雲の紗の間からにじみ出すように現れた。窓から顔を出してその景色を見たのは一瞬の事なのだが、その光景がその後何時間も頭から離れない。月のない晩が長く続いた後なので、久しぶりに見るその景色がどこか遠くへ気持ちを持って行ってしまったようだ。
 アランブラ宮殿の上に時を超えて浮かぶ月、ユーラシアのどこか不毛の大地の上を飛ぶ飛行機から見た朧な月。月は地球上のどこから見ても同じ月だが、1日はおろか1時間たりとも同じ表情を見せる事はない。西に沈む地平線の向こうで誰があの月を見上げているのだろうか。



↑ポチッとよろしく。
[PR]
by marshM | 2010-03-29 23:59 |
大風
e0087225_118691.jpg
 雨戸を激しくたたく大風。夜中に異常がないか家の周りを一回り。玄関を一歩出た途端にものすごいエネルギーが体ごとどこかへさらおうとする。
 見上げた空には境目のわからない雲。樹の間や電線をすり抜ける風が轟々と音を鳴らすが、まるで空自体から音が降ってくるような錯覚にしばらく立ちつくす。



↑ポチッとよろしく。
[PR]
by marshM | 2010-03-21 23:59 |
人類の足跡
e0087225_1253329.jpg
 人類はいつになったら外宇宙に到達するのだろうか。月に旗を立てたきり、衛星軌道と変わらない実験室から遠くへ行こうとしない。そのうちその実験室に造船所でも増設するのだろうか。



↑ポチッとよろしく。
[PR]
by marshM | 2010-03-19 23:59 |