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洗濯指数の絶対値
e0087225_19181965.jpg アルプス山脈が湿った空気を雪へと変え乾いた北風を吹き下ろす関東平野と違って、関西の一部の地域は北風が湿っているように感じる。乾燥するはずの冬の晴れ間、洗濯物の乾きが遅いのだ。厚手のパジャマなどは陽が暮れても室内で干し続ける事が多い。
 昨日今日と低気圧の影響で強い風が吹き続いている。最初は南よりの温い風だったが、低気圧の移動に伴って冷たい北風が強くなった。外へ出るのが嫌になるくらい寒く冷たい風だが、おかげで洗濯物が良く乾いた。早めに片づいたベランダで空を見上げていると、広い空にまん丸い月が昇りはじめた。
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by marshM | 2013-01-26 19:31 |
美味しい物を食べてる?
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 キウイの実を一口食べたら、味がしなかった。本来キウイは苦手なのでなるべく食べないようにしているのだが、その苦手な味がしないというのも不思議な物だ。甘くも酸っぱくもない、ただ水っぽい果物はそれだけで不味い。
 最近冬に出回る蜜柑は甘さの強い美味しい蜜柑が多い。いつどこで買ってもほとんどハズレがない。私の子供の頃は出始めの蜜柑と言えば酸っぱい物だったが、今では酸っぱさなど微塵もない。
 本当に美味しい物とは何なのだろう。ただ甘い、ただ辛い、ただ旨味が多い物が本当に美味しい物なのだろうか?
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by marshM | 2013-01-21 23:06 |
底冷えの街
e0087225_1983532.jpg 今住んでいる町に越してくる時、冬は「底冷えするから大変だ」と言う話を聞いた。「底冷え」とはあまり聞き慣れない言葉だったので、いったいどういうものかどこか心の中で冬を待ち望んでいたような所もあった。
 所詮どこにいても冬は冬、寒い事に変わりはないと思っていたのだが、いざ冬になってみると、強い北風が吹くわけでもないのに体の芯まで冷える。毎日の事だから気がつかなかったが、夕方表に出て「そう言う事か」と一人納得してしまった。
 底冷えの街は今日も明るい陽が差しているのに芯まで冷える。
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by marshM | 2013-01-11 19:19 |
暖かな場所
e0087225_1956326.jpg 朝のうち晴れていたと思ったら、いつの間にかどんよりとした曇り空。北風が強く吹いているわけではないが暖房をつけないと部屋がすっかり冷え切ってしまう。
 関東にいようが関西にいようが、夏は暑いし冬は寒い。換気扇を使っていると玄関ドアがエアロックを開いた時の様に空気が抜ける音がするほど密閉度の高い部屋でも、東も西も関係なく部屋は寒くなる。
 特に冷え込んできた今日は、いつも膝の上に乗ってくるルーに加えて、アズキまですり寄ってきた。部屋の暖房を弱から強に切り替えた。
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by marshM | 2012-11-29 20:03 |
体の記憶
e0087225_21223922.jpg 秋の日が暮れていく。わずかに肌寒く乾燥した空気と、茜色と言うよりは橙色に染まる空。郷愁を誘う色と肌触りだ。
 郷愁と言っても生まれ故郷を思い出すのではない。秋に旅したスペインの空、地中海の風だ。夕暮れのコスタ・デル・ソル、宵闇のグラナダ・アラブ人街、ジローナの不思議な祭り。頭が覚えていなくても体からじわりと記憶が引っ張り出される。
 そして夕焼けの記憶に引きずられるように思い出すのはイタリア、ミラノの石畳。何年も何十年も使われてきた石畳はすり減り、斜めに差す夕日を鏡のように照り返す。あれは春の日だったが、やはり乾燥して少し肌寒い日だった。
 次にヨーロッパを訪れるのはいつの日になるか。今度はどんな感覚が体に染み込んでくるのか、予定も立たないうちから楽しみでしょうがない。
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by marshM | 2012-10-25 21:37 |
それぞれの秋
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 台風の接近に伴う秋雨前線の影響で、天気の悪い日が続いている。九州に修学旅行に行った姪っ子たちは難儀を強いられている事だろう。
 天気が崩れる前の日、日暮れ前に外出した。秋と言えば西方からスポットライトのように差し込む太陽が、少し煙った空気を黄金色に染め上げるものだと思っていたが、山の向こうに日が沈むこのあたりではそんな風景は見られない。思えば横浜のような丘陵地帯が多い地域や、平野の広がる地域特有の景色なのだろう。オレンジ色の空に影絵のように浮かぶ富士山がちょっと懐かしい。
 台風が過ぎて秋晴れが戻れば更に日は短くなっている。つるべ落としの夕がやってくる。
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by marshM | 2012-10-18 17:23 |
秋の形
e0087225_1947187.jpg 考えている事が形になる前に崩れてパズルのピースにならない。砂のようにさらさらと落ちてくる物を手で受け止めてギュッと固めても、水気のない砂が風と共にまたさらさらと流れ落ちていく。
 午前中の秋の空は何処までも高く、午後になると人の営みに霞んだ空気に雲から漏れる光が映る。風が吹けば霞は消え去り、雲が厚くなれば光は遮られる。
 すっかり水の抜けた用水池に映る空をながめながら、とりとめもない事を考える。
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by marshM | 2012-10-13 19:58 |
記憶の歪み
e0087225_19393748.jpg お盆を過ぎると夏の勢いは急速にしぼんでいく。日差しが傾き夜の空気がひんやりとし、ツクツクボウシが鳴き始める。とは言え、日中の気温はまだまだ真夏日。高空に糸のような雲が流れている日はモクモクと伸び上がった入道雲が雷をつれてくる。
 先日の夕方、山の稜線に沿って大きな積乱雲が立ち並ぶ姿は壮観だった。暗くなった空の下には雨のカーテンも引き連れている。所用があって電車に乗ると、丁度そのカーテンに向かって走り出した。山に近づくにつれ、雷の音が大きくなり、次第に暗くなる。ハッキリと見えていた雨のカーテンがぼやけて境目がわからなくなった頃、列車の窓を大粒の雨がたたきつけた。
 雨を引き連れた雲が印象的だったのは小笠原父島の山頂からのながめだった。絶海の孤島と海を渡る雲。しかし何処までもゆっくりと流れる時間の中では、それは一枚の絵として記憶に残る。あの雲が引き連れた雨のカーテンは父島の大地を濡らしたのかどうかは忘却の彼方。
 急行列車が時速100kmで雲と山の間を駆け抜けると、再び夕日の輝く街並みが姿を現した。雨は西の空に置き去り、何処を探しても虹は見あたらなかった。
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by marshM | 2012-08-23 19:56 |
探検
e0087225_19303964.jpg 引越トラックに乗せるためにガソリンを抜いた原付バイク、抜く時にタンクにゴミがたまっていると指摘されて、引越が終わった後もしばらく乗る事ができずにいた。近所の自動車修理工場に無理を言ってメンテを頼み、ガソリンを入れて準備万端、近所の探索が始まった。
 東京や大阪のような大都市でない限り、住処の周辺がどういった所なのかを把握するのにバイクや自転車は欠かせない。グルグルと走り回って気をひかれた所でブレーキをかける。狭い路地や裏道・抜け道を見て回るにはバイクが一番。我がチョイノリは全くスピードが出ないから、開き直って景色を眺める。
 初めての街を探索するのはとても楽しい。更に天気が良く気候も暖かなら言う事無し。いつまででも何処まででも走っていきたくなる。ついでの買い物の買い忘れに気がついて振り出しに戻ってもどうって事はない。取り敢えずお腹が空くまで走り続けるのだ。
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by marshM | 2012-05-26 19:41 |
彗星のように
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 引越をした。色々思う所があって都会のど真ん中から地方へ拠点を移した。地方と言っても生まれ育った横浜より部分的にはよっぽど便利で都会めいた場所だが、何より空気が綺麗なのがありがたい。首都高と幹線国道に囲まれた東京は星が見えないだけでなく、洗濯物に排気ガスの臭いがつくほど空気が汚れ、ベランダに出しっぱなしの物はうっすらと黒い油の膜に覆われていた。
 オフィスを持たず会社に属さず、カフェで仕事をこなす人たちを「ノマドスタイル」と言うらしい。私もノマドスタイルに切り替えたと言いたい所だが、さすがに創作環境にカフェは落ち着かない。地方に住んで時々東京に出るのだから「コメットスタイル」とでも言おうか。アステロイドの様に機材を積み上げたらブックパソコンを持って太陽に向かって飛んでいく。そんなスタイルもあって良いと思う。
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by marshM | 2012-05-15 20:11 |