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オアシスの夏囃子
e0087225_21262124.jpg お盆を前にして太陽に焼け尽くされそうな街はあちこちから祭囃子が聞こえてくる。春に私が個展を開催した場所、タンバリンギャラリーの企画公募展『ロバミュージアム2012』が今週から始まり、私の作品も一点参加している。
 会期の半分、月曜から日曜まで毎日通っていると、参加者80余名の様々なクリエーターの方々と話す機会がある。ロバとタイトルをつけただけであとは30cm四方のキャンバスしか制約が無い公募展だから、非常に個性的なロバが集まっている。
 その日によって見に来てくれると連絡をくれた友人を迎えたり、何も無くても奥のテーブルでお茶を飲んで交流したり。天高くぎらついていた太陽もあっという間に地平線に沈んでしまう。用も無いのに展示時間の尽きるまでギャラリーにいると、後ろ髪を引かれていつまでもその場に残りたくなるのは、学生時代の文化祭や夏祭りの神社の境内を思い出す。
 ロバミュージアムの祭囃子は時折ロバのいななきが混じり、次の日曜日まで続く。外苑前から神宮の競技場に向けて少し歩いたところにあるタンバリンギャラリー、お時間があるかたは是非、ロバが群れ集うオアシスに足を運んでいただきたい。
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by marshM | 2012-08-05 22:01 |
写真屋の様変わり
e0087225_0455632.jpg もうずいぶん前から「写真はデジカメ、現像は自宅プリンターで」と済ませていたので、写真屋に出向くのは久しぶりの事だった。先日出席した親類の結婚式で撮った写真を、データではなくプリントで見たいというリクエストに応えるためだ。
 出向いてみると、確かここに引っ越してきた当初はまだフィルム会社の直営現像ショップだったはずの店は、すっかり様変わりしてデジタルプリントショップになっていた。おまけに狭い店の片隅には何故かレンタルDVDまで扱っている。所狭しと並べられたモニターの前に立ち、メディアを差し込むと銀行のCDよりも分かり易い手順で画像の転送が進んでいく。最後に出てきた感熱紙のレシートを店員に渡せば予約完了だ。
 待ち時間は30分、中途半端な時間なので近所の本屋で時間をつぶすとあっという間に百数十枚のL版プリントが手にはいった。これは、下手に自宅でプリンターと格闘するよりよっぽど楽かもしれない。店内を見回して営業用の作品集をフォトブックで作ってみようかなどと思惑が広がる夕方だった。



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by marshM | 2009-11-15 23:59 |
まだ7月
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 確かに関東地方は梅雨明けしたと聞いた覚えがあるのだが、このハッキリとしない天気はどうだろうか。過去に梅雨明け宣言が後から修正された事は度々あった。今回もその類なのか、それとも単に私の聞き違えだったのか。
 それでも今日は時折夏雲と真っ青な高い空が顔を覗かせる蒸し暑い一日。布団を干したかったが朝から打ち合わせで都内を歩く。コンクリートが照り返す輻射熱は砂漠に引けを取らないほどだが、それでも青い空を見上げれば少しは心も救われる。
 早々と帰り着いた自宅から見る夕方の空は、足の速い雲がまだ青々とした残照を残す空にぽっかりと浮かぶ月を見せまいとするかのように足早に駆け抜ける。ベランダに座って伸びをすると、夏の思い出が雲のように一気に駆け抜けるようだった。


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by marshM | 2009-07-29 23:59 |
スロースターター
e0087225_23232232.jpg 蒸し暑い一日の始まり。こんな日は何もかもやる気をそがれる。思い返してみると、学校の鉄筋校舎に結露が浮いていた映像もまた、勉学に対する全くのやる気のなさを感じた記憶を伴って蘇る。ただ、勉強が嫌いだったのは何も梅雨のせいばかりとは限らない話だったのだが。
 朝早く打ち合わせのために電車に乗るが本を読む気も起こらない。無理をしてページを開くと、物語のおもしろさに幾分か救われて、やっと頭が回転を始めた。そう言えば昔から朝も弱かったのだ。


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by marshM | 2009-07-08 23:38 |
土産空間
e0087225_023040.jpg 日だまりの午後、最近お気に入りのCDをかけると、Milanoの10 Corso Como でのひとときを思い出す。廃工場を利用したセレクトショップは、たくさんの緑に覆われてぱっと見には中庭の広いアパートのような雰囲気だ。大きな窓から明るい太陽が降り注ぐ洋書とCDのコーナーでぼんやりとうろついていると、感じの良いボサノバの曲がかかり、カミさんと顔を見合わせて「これだ」と意見が合った。
 イタリアと言えばかつてはデザイン大国として日本の市場にも多くの洒落た製品が席巻していたが、今、改めてイタリアのショップを見回すと、センスの良いものは日本製や北欧製のものばかりが目立つ。ファッションストリートを見て回っても、イタリアよりもアメリカやECの他の国が目立っている。廃工場の跡地で次から次へと目を奪う商品は、ほとんどがイタリア以外からのものだった。
 CDのジャケットを何の気なしに取り上げてみると、今流行のDJがまとめたコンピレーションアルバムは、ドイツのレーベルがスペインでレコーディングしたものだった。調べてみると日本でも手にはいるらしいこのCD、イタリアのお土産と言うよりイタリア旅行の思い出の一部と言った方が正しいだろう。それでも、物憂げな暖かい日差しの下にはぴったりの一枚だ。

Bossamotion

DJ Red Buddha / Blue Flame


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by marshM | 2009-05-15 23:59 |
決意の代償
e0087225_0385581.jpg イタリアに入国して初めての食事に持った感想は「存分に太って帰る」であった。それほど本場のイタリア料理は美味かった。
 イタリアから帰って早一ヶ月が過ぎようとしている。いろいろな事があった経験の細かい記憶は既に表面から消え去ろうとしている。消えゆく記憶をとどめる方法は追体験に勝るものはない。カミさんがピアディーナはうちでも作れるというので生地から作る事になった。
 ふわふわとしたパンに比べると、ピアディーナは意外に簡単に作る事ができる。短時間寝かせたらのばしてフライパンで焼くだけだ。大手スーパーで買ってきたプロシュートとチーズを挟んでオリーブオイルを一かけ。口一杯に頬張るとまさしくイタリアで食べたあの味が蘇ってきた。
 イタリアから帰って早一ヶ月、2Kgは元に戻したが、あの日最初の食事で持った決意はなかなか解消する事ができないようだ。
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by marshM | 2009-05-13 23:59 |
十六夜
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 初夏のような照りつける日差しに湿度の高い空気、どこからか甘い花の香りが漂う。日が暮れても身を縮ませる北風がないだけであちこち遠出したくなるのは人間の本能か。
 旬の冬は終わったが、夜遊び本番の季節に味わうおでんも案外おつなものだ。


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by marshM | 2009-05-12 23:54 |
重なる縁
e0087225_0231212.jpg Pesaroでパイプのコレクター氏と昼食の約束をした私たちは、その約束通りMilanoで連絡を入れるととある店に来るよう指示された。LA CASA DEL HABANO はBARとレストランとTabacchiが一緒になった店だ。
 イタリアでは公衆の屋内は喫煙が禁じられているのだが、厳しい審査を通れば喫煙室を設ける事ができるらしい。老舗のホテルには喫煙できる客室やラウンジが存在し、喫煙できるレストランもあるのだ。訪れた店も奥にしっかりと広く取った喫煙ルームがあり、そこで食事もできる。
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 出迎えてくれたのはPesaroで出会ったコレクター氏の他にMilano Pipe Club の面々がそろっていた。奇しくもMPCは私がイタリアのパイプ作家を検索していて最初に参考にしたホームページだった。同好の狭い世界と言ってしまえばそれまでだが、縁があったのだと言う事を嬉しく感じた一日だった。
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by marshM | 2009-05-10 23:59 |
きになるきになるきになるきになる
e0087225_1213256.jpg イタリアの通りを歩くと行き当たる気になるもの、それは看板やマンホールの蓋ばかりとは限らない。看板やマンホールなど気にかけた事はないという方、まあそう言う無かれ。これが土地や風俗を知る手がかりになる面白い情報がたくさん詰まったアイテムなのだ。その話はまたの機会として、1ブロック歩けば最低限1つは必ずお目にかかるのは玄関。集合住宅は玄関横に呼び鈴の並んだプレートがはまっているが、個人邸宅には扉の真ん中にノッカーがこれ見よがしに据え付けられている。
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 果たして、ノッカーをたたくと中の住人の耳に届くのか? 目の前にあるノッカーに用はあるが中の住人に用はない。どんな音がするのか試してみたいがこの歳になってピンポンダッシュをするのもどうかと思われる。誰かが訪ねてくるまでたたずんでいれば、不審者に間違われて通報されても文句は言えまい。ジレンマを抱えつつ後ろ髪を引かれつつ、謎は深まるばかりなのである。


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by marshM | 2009-05-09 23:59 |
イタリアの犬と猫
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 イタリアの犬は意外と大人しい。道行く犬たちは首輪をつけている犬いない犬様々だが、興奮して飛びかかるような事は決してない。余程しつけがしっかりしているのだろう。商店の前に陣取る看板犬や主人の買い物待ちの犬も大人しく扉から外の景色を眺めている。
 今回は猫を見る機会が非常に少なかった。総じてイタリアの都市部はペットに対する概念が先進的だという事なのだろう。しかし、スペインでもそうだったが、犬のトイレをそこらで済ますのはどうかと思う。ほぼ9割が回収せず通り過ぎた。イタリアの街もあちこち臭い。馬車馬の糞ほどではないが。
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by marshM | 2009-05-07 23:58 |