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ミラブラ
e0087225_5561064.jpg Milanoと言えばブランドショッピングだ。街行く人はセンスも良く、ヴィットリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア周辺は有名ブティックが軒を連ねて買い物客を待ちかねている。とはいえ、我々はそれほど買い物をメインにしているわけではないので、彼女の数点の買い物に付き合ったら用は済んでしまう。
 昼からはMaurizioの所で知り合ったMilano在住のパイプコレクターにランチを誘われていたので連絡を取ってみた。タクシーで5分ほどのところにあるTabacchi兼レストランにはコレクター氏と恰幅のいい老人の姿が。毎週火曜日のランチはミラノ・パイプ・クラブの会合で、老人はそのクラブの創設者なのだとか。ミラノ・パイプ・クラブと言えばイタリアのパイプ作家を検索していた時にホームページをブックマークに入れていた経緯があるので、なんだか自分がその中に紛れているのが可笑しな気分だ。
 パイプクラブの面々はハム屋の社長だったり有名デザイナーだったり、パイプをくゆらしながら昼間から酒を飲んでいるとなんだかこちらまでリッチな気分になってきた。しかしリッチなのはもちろん気分だけで、午後からはまたお土産探しに走り回るのだった。
 明日は夕方まで街をぶらぶらし、とうとう直行便で帰国だ。Milanoのホテルはインターネットの接続が今ひとつなので、現地からのブログはこれが最後になるだろう。
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by marshM | 2009-04-14 23:59 |
最後の都市へ
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 Pesaroを離れ最後の都市Milanoへの移動日。ホテルで朝食はとらず海辺のカフェでパニーニとコーヒー。少しのんびりしすぎて慌てて駅に向かうと、MaurizioとStefaniaが見送りに来てくれた。確か前日に彼らの母親の体調が悪く見送りには来られないと話していたのだが、嬉しい驚きだった。
 以前、カミサンのカタロニアの友人が日本に遊びに来たことがあった。その時は出来る限り日本を知って楽しんでいって欲しいとホスト役を二人で引き受けたが、今回我々が受けた歓待ほどの事が出来たかと振り返ってみると、なんだか頼りない思いだけが残る。彼らのようにもっと心の豊かな人間にならなくては。
 列車に乗ると2時間ほどでボローニャの駅に着く。数日前に階段を必死の思いで荷物を上げ下げした駅舎だが、今回はタイミング良く駅の職員が業務用エレベーターの前に居て次のホームまで送ってくれた。移動したホームにあるBARでうまいパニーニを買い、EuroStarAVに乗り換えてさらに2時間ほどでミラノへ。ミラノはイタリア第二の都市だけあって人も多いし建物も綺麗。なんだかあちこち田舎を回ってきた最後に、都会へ出てきたおのぼりさんの様な感覚に陥る。
 Pasquaの翌日の月曜日はPasquettaといって振り替え休日のようなものらしい。買い物天国Milanoも軒並みブティックはシャッターを下ろして、老若男女貧しき者も富める者も皆一様にウインドウショッピングに明け暮れていた。
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by marshM | 2009-04-13 23:59 |
Pasquaの夜
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 イタリアではクリスマスは家族と過ごし、復活祭には親しい友人と過す、とどこかで読んだ。我々もTombari夫妻に誘われて夕食に出向くと、彼らが声をかけてくれた親しい友人たちが集まり賑やかな宴が始まった。
 Pasquaの夜は開いている店が少ないらしく、ヨットハーバーに隣接した店はやがて大賑わいになった。思えばインターネットで目に留まったパイプを気に入り、イタリアを訪れる機会に工房を見学させて欲しいと無理を言ったのにも関わらず快く受け入れてくれた上に、滞在中何から何まで世話になってしまったMaurizioとStefaniaの夫妻にはいくら感謝の言葉を並べても足りないくらいだ。そして彼らの友人たちがまた皆気持ちのいい人たちばかりで本当に楽しい時間を過ごさせてもらった。もちろん、そこにはカミサンの語学力があってこその通じるものがあったのは忘れてはならないのだが。
 明日はPesaroからMilanoに移動する。二人旅が思わぬところで賑やかな数日を過ごすことになった後では、なんだか祭りの火が消えたように寂しさを感じる。いつかまた必ずここに戻ってくることを願いつつ手に入れたパイプを眺めていると、そこに楽しい思い出が吸い込まれていくように思えてならない。きっとこの先このパイプを使う度にPesaroで出会った顔が思い浮かぶのだろう。
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by marshM | 2009-04-12 23:59 |
Pasquaの一日
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 Pasuqua(復活祭)の日のPesaroは商店が軒並み休みになると聞いていたので、私たちも今日は一日のんびりと旅の疲れを癒すことにした。朝ごはんをホテルのあまり美味しくない朝食バイキングで済まし外に出ると、Centroは教会へ礼拝に行った帰りの人たちでにぎわっていた。やはり何処も店は休み。みな今日は家族と過ごす日なのだ。
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 しばらく街をぶらぶらと歩き回った後、ホテルに戻って荷物を詰めなおしたりパソコンで日本の様子を見たり。午前中は曇りで肌寒かったが昼を過ぎた辺りから晴れ間が見えて暖かくなってきた。
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 事前に海辺のカフェは開店しているかもしれないと情報を得ていたので、お昼を食べに歩いて3分の浜までブラブラと行って見る。夏はオペラのフェスティバルと海水浴でにぎわう観光の街だが、この時期はあまり観光客は見られず地元の人たちがちらほら、そして合宿に来ている高校生たちが元気に遊びまわっている。やはり海辺のカフェは開いていて、パニーニとコーヒーでランチにする。不味いホテルの朝食の後だと、カフェの軽食でも断然美味しく感じてしまう。
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 太陽が少し西に傾くと何処からともなくわらわらと海岸に人が集まり始めた。海岸沿いをブラブラと歩いてみると午後の人出を当て込んだ商店が軒並み店を開き、午前中とは打って変わってお祭り騒ぎ。信心深くない私でも何だかキリストの復活を祝いたい気持ちになるのはどうしたことか。


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by marshM | 2009-04-12 17:59 |
絶品カルネに舌鼓
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 Pesaro二日目はパイプ作家のMaurizioに「Milanoのパイプコレクターが来るから」と昼食を誘われた。出かけたのはPesaroから郊外の山の上に立つ小さな小さな城塞都市のふもとにある店。薪を使って肉を焼くキャンプ場のような匂いが嫌が応にも食欲を高めてくれる。
 コレクター氏はちょっとリッチななかなかの好人物で、この後最後に我々が訪れる予定の都市Milanoで食事とパイプを楽しむ約束をして別れた。明日はPasqua、キリストの復活祭。それぞれが思い思いの方法で祝日を過ごすためにあちこち大移動となる。そろそろ旅の疲れも出てきた体を一休みさせるちょうど良い頃合だ。
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by marshM | 2009-04-11 23:59 |
一路南下
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 アローラ、アンディアーモ。霧に沈むヴェネツィアに後ろ髪をがっちりとつかまれていても、列車の時刻は迫ってくる。次の目的地Pesaroへ向けて出発だ。
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 サンタ・ルチア駅からEuro StarでBologna駅へ。故障中のエレベーターを尻目に20Kg以上はあるスーツケースを両手に抱えてホームからホームへ階段を上り下りする。そこからPesaroまでは普通列車なので来た電車に乗る。普通列車とはいえホームとの段差は変わりないので、乗るときにも思い切りスーツケースを持ち上げなくてはならない。この旅行でずいぶん体も鍛えられた気がする。
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 田園風景を抜けて2時間、何処から見ても海辺の行楽地Pesaroの駅はエレベーターがちゃんと稼動していた。ここに来た目的は一つにして今回の旅のメインイベントといっても良い。お気に入りのパイプ作家の工房を訪れることだ。
 イタリアを代表するハンドメードパイプ作家の一人、『Le Nuvole』のMaurizio Tombariはオペラのロッシーニで名高いここPesaroの、一番古い歴史のある地域に住居と工房を持っている。石壁で囲まれた半地下の工房は静かで年間を通して気温も安定するパイプ作りにはもってこいの空間だ。とても気さくな人柄のMaurizio夫妻と過ごしていると、時間を忘れて世はふけていくのであった。


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by marshM | 2009-04-10 23:59 |
幼稚園児
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 海外旅行で一番困ることは言葉が通じるかどうかだ。その国の言葉で挨拶を交わすだけで、後は英語とゼスチャーのみだとしても対応は格段に違ってくる。幸い私たちの場合はカミサンがイタリア語が堪能なので困ることはまずない。私も英単語の羅列で頼りない助け舟を出す。
 イタリア語をペラペラと操るカミさんと一緒に行動していると、耳がだんだん慣れてくるのだろう、使用頻度の高いセンテンスからなんとなく記憶に残るようになってくるのが面白い。
 例えば「アローラ」は「さて・・・」、「イル・コント・ペルファボーレ」は「お会計お願いします」、発泡水は「アックア・コン・ガサータ」、ピッコロにグランデにお腹いっぱいもうバスタ、といった具合。まるで夕飯の買い物にくっついてきた幼稚園児が母親の交わす会話から少しずつ言葉を拾って覚えていくようだ。
 イタリアに来て8日目、イタリア人としてはまだ歩き始めたばかりのほんの幼子は、ムラーノ島に渡って本物のヴェネツィアングラスで目の保養をしてきた。ムラーノ島は観光地ヴェネツィアの中でもさらに観光に特化した場所。ちょっと見どこかのアトラクションかと見まがうような風景だが、窓から中を覗けばちゃんとそこに住む人々の生活がある。
 たくさん並ぶベネツィアングラスの店の中からここぞという場所に足を踏み入れると、同年代くらいの女性店主は川崎のガラス工芸学校に関係していたらしく、日本をよく知っている人だった。という話を聞きだしたのはやはり私ではなくカミサンだったのだが。
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by marshM | 2009-04-09 23:59 |
カナルの流れ
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 ヴェネツィアの街は温故知新のフィレンツェとは打って変わっていにしえの香り漂う悠久の舞台セットのような街だ。そんな街にたたずむと、あちこち見てまわるよりもどこかに腰を落ち着けてじっくりと一日の時間の流れを観察したい気分になる。
 午前中はゲットーの跡地を見て、午後はカナル・グランデ沿いのカフェテリアに繰り出してゆっくりじっくりと時を浪費する。Vapporettoが行き来する水路の両端には杭につながれた水上タクシー。どうやら今日はあまり客が居ないらしく、海水をくみ上げて船体磨きに余念がない。
e0087225_537648.jpg 海風が少し肌寒くなる頃、Bacaro(立ち飲みワインバー)に繰り出してグラスワインを片手に極上の海の幸を楽しむ。あぁヴェネツィア、なんと素晴らしい街か。帰りたくなくなる気持ちが膨れるほどに残り時間は少なくなっていくのだった。


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by marshM | 2009-04-08 23:59 |
ヴェネツィアの苦難
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 フィレンツェのサンタ・マリア・ノヴェッラ駅からEuroStarに乗り、一路サンタ・ルチア駅へ。イタリア旅行第二の都市、魅惑のヴェネツィアに入った。水上に構築された都市は水位の上昇でいつか海に沈んでしまうと噂の絶えない場所だ。まだ原形を留めているうちに訪れておきたかった憧れの街だ。
 お昼過ぎに着いた列車を降りると、駅前のVapporetto(水上バス)のチケット売り場は、いま降りた列車の乗客で長蛇の列。今回取った宿はサンタ・ルチア駅から橋を2つ渡った徒歩7分のところと聞いていたので、海辺の暑い日差しの下をさけて歩いて宿に向かうことにした。
 ところがこれが災難の素だった。ヨーロッパは石畳の街、ベネツィアも例外ではない。そこを重いスーツケースを引いて歩くのはなかなか骨の折れる作業なのだった。その上橋は各種の船が通り易いようにアーチ上に起伏がついていて、これがまた非常に体力を使う場所なのだ。
 汗だくになってホテル近くのわき道に入ると、日陰に入っただけでヒンヤリ涼しくなるのが嬉しい。水上都市なのに南の島のような高い湿度があるわけではなく、乾燥した気候で過ごしやすいのだ。疲れた体でホテルの窓から外を見ると、運河の支路が目の前。引きつる足とは裏腹に気持ちは早く街中に繰り出したくてうずうずしだすのだった。
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by marshM | 2009-04-07 23:59 |
Tabbacchiの誘惑
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 Tabbacchiとはタバコを売るだけの店ではない。Barを兼ねていたり土産物屋だったり、時には生活用品全般を扱う何でも屋だったりする。おもちゃ屋や土産物屋はほんの一目見渡すだけでも足を踏み入れたくなるのだが、Tabbacchiはなおさら覗いてみたい衝動に駆られるのだ。
 ドゥオモに面したホテルからさほど遠くないわき道にあるTabbacchiは純然たるタバコ屋でパイプの品揃えが良い。あちこちでTabbacchiを見つけるたびに中を覗いてみるのだが、この店は一番面白く、最後まで訪れるのを取って置いた。
 Tabacchiを切り盛りする親父は愛想がよく穏やかな物腰で商品の説明をしてくれる。とはいえ、国や言葉は違っても嗜好品の事とくれば共通言語みたいなものだ。もちろんカミさんの通訳のおかげもあるのだが、日本では見られない銘柄のタバコ葉を買いしごく満足なひと時を過ごした。
 やっと日差しが出て暖かくなってきた午後からは、バス停の前のTabbacchiでバスのチケットを買い、フィエーゾレの丘に繰り出した。丘の上から見ると残念なことにフィレンツェの街は霧に包まれていたが、それでも気持ちの良い春のひと時を遠くにぼんやりとしたドゥオモを眺めながら過ごせた。
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by marshM | 2009-04-06 23:59 |