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冷たいプール
e0087225_3303111.jpg 家の中で力仕事に汗をかいた後、ベランダに出て風に当たるとすっと汗が引いていくなどというのは、夏にあるまじき状態である。朝から雲が多く、東寄りの風は肌に涼しい。
 夏休みに入ればプールを楽しみにしている子供達は、灼熱の太陽を隠す雲を恨めしく思っている事だろう。気温の上がらない日に入るプールほどつまらないものはない。唇は紫色になり、少しでも体の動きを止めるとガタガタ震え出す。真夏の屋外プールはジリジリと肌を焼く太陽と対になってこそ楽しいのだ。
 どんなに天気が良く暑い日であっても、プールが冷たい日がある。それは浄化装置の付いていないプールで週に何度か水を入れ替えた直後だ。山の清流のように冷たくて、そして透明度が高い。この日ばかりは天気さえ良ければいつまでも潜水を心ゆくまで続けるのだ。
 明日から8月、夏本番。子供達のためにも、農作物のためにも晴れる日が続いて欲しい。


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by marshM | 2009-07-31 23:59 |
トンボ
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 雑木林に囲まれた畑の上を、トンボがたくさん群れて飛んでいる。休耕地の辺りが一番多い。背後の樹木が影になって、光の当たったトンボたちを浮き立たせている。
 梅雨は明けたはずなのに、などと文句を言うと次の日とんでもなく晴れて気温が上がる。おかげで布団も干せたが暑くてかなわない。パソコンが置いてある仕事部屋はエアコンをかけているから、一区切り付けて部屋から出るとなおさらのぼせるような感覚を味わう。
 トンボを追いかけて走り回ったのはいつの日の事か。どうせ暑いのならあの休耕地まで夏を満喫しにいってみようか。


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by marshM | 2009-07-30 23:59 |
まだ7月
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 確かに関東地方は梅雨明けしたと聞いた覚えがあるのだが、このハッキリとしない天気はどうだろうか。過去に梅雨明け宣言が後から修正された事は度々あった。今回もその類なのか、それとも単に私の聞き違えだったのか。
 それでも今日は時折夏雲と真っ青な高い空が顔を覗かせる蒸し暑い一日。布団を干したかったが朝から打ち合わせで都内を歩く。コンクリートが照り返す輻射熱は砂漠に引けを取らないほどだが、それでも青い空を見上げれば少しは心も救われる。
 早々と帰り着いた自宅から見る夕方の空は、足の速い雲がまだ青々とした残照を残す空にぽっかりと浮かぶ月を見せまいとするかのように足早に駆け抜ける。ベランダに座って伸びをすると、夏の思い出が雲のように一気に駆け抜けるようだった。


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by marshM | 2009-07-29 23:59 |
鮫の根城
e0087225_33824.jpg 先日、カミさんのダイビング装備の一つ、ダイバー用ナイフが改正された銃刀法に触れるかもしれないというので、二人で最寄りの警察署に行ってきた。受付で訪問の趣旨を述べると、上階の生活安全課に行けと案内される。
 警察署の1階は免許更新などで度々訪れた事があるが、上の階に足を踏み入れるのは初めてだ。勝手な思いこみで捜査の支障にならないために一般人は立ち入り禁止だと思っていたのだが、そう言うわけではないらしい。
 同じ階にある刑事課には未だに犯人が捕まらない殺人事件の捜査本部と記された紙がドラマとそっくりに張り出してある。その向かいに扉を開けっ放しにした生活安全課はあった。
 生活安全課、と言えば元防犯課。官僚同士の揉め事で鮫島警部が飛ばされたところだ。ヤクザなのか警官なのかわからないようなむくつけき男どもが揃っていると思ったら、入ってみると人の良さそうなオッサンばかりが出迎えてくれた。さもありなん、ここは新宿ではないのだ。人は良さそうだが目つきは鋭いのはさすが私服警官達、それでも用件を話すと一気に場が和やかになった。
 結局カミさんのナイフはギリギリ法規に触れないと言う事がわかり、持ち帰りを許された。普段見る事が出来ない私服警官達の職場を覗いたのは、ちょっと面白い経験だった。もう少し引っ立てられた犯罪者や売春婦で場が騒然としていれば雰囲気が出るなどと考えていた私の頭は、TVや映画の見過ぎに違いない。


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by marshM | 2009-07-27 23:59 |
夏の理由
e0087225_3111479.jpg 予報に反して朝から焼け付くような夏空。丸一日休みにしても良かったのだが、することもなくなるべく早く片を付けてしまうために前半は仕事をする。
 顔を上げて窓の外を見るとハッキリとしたコントラストと青い空。子供の頃は外に出かけるのに理由付けなど必要なかった。面白い事は画面の中ではなく、すべからく外にあったのだ。汗でドロドロになろうとも蚊に食われようともそんな事は苦にならない。とにかく一日が始まれば外に飛び出すのだ。
 夕方まだ青々とした空を見上げると大きなカブトムシがどこからか飛んできた。誘われるように後を追い、ついでにぐるりと散歩をしてくる。カブトムシの樹は誰かが仕掛けた餌が無くなり高いところにしか姿が見えない。いなくなったテビチは近所の群れにも姿形はない。肩すかしばかりだが何だか楽しい夕暮れ、細い月が見下ろしていた。


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by marshM | 2009-07-26 23:59 |
蜜月の終焉
e0087225_3514945.jpg 梅雨前線の活発な動きの影響で関東地方にも時折強い雨が降った。我が家のベランダにも盛大に雨が吹き込んでいたようで、テビチの姿が見えない。
 そもそも、テビチは最初から警戒心が強く、こちらがあきらめた頃にやっと懐いてきた。人に慣れないのかと遠くで見ていると、つかず離れず茂みの影からこちらを伺っていた。今回も「まだ仔猫だし、近所には猫に悪戯する輩もいるようだし、うちで飼ってやる事にしようか」と話し合っていた矢先の事だ。追えば逃げる、逃げれば追うような、いかにも猫に例えられる女性的な印象の出来事。
 もしこの悪天候が終わった頃にうちの庭に戻ってくれば・・・。ぽっかりと大穴を開けてどこかへ消えてしまったテビチ、仔猫ながら悪女の素質ありと言ったところか。



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by marshM | 2009-07-24 23:59
タイムリーパー
e0087225_3393455.jpg さほど著しい成長を見せることなく長い時間を生きながらえる意識は、ある種の時間跳躍者(タイムリーパー)と言えるのだろうか。経験無くしてその先を盗み見る跳躍者は、その結果老成すると言えるのだろうか。


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by marshM | 2009-07-23 23:59 |
黒めがね
e0087225_253475.jpg 仕事が少し一段落したので、午前中は日食観測に費やそうと思っていたらあいにくの曇り空。せっかく買った安物の日食眼鏡が無駄になってしまった。
 気を取り直してNHKの中継をのんびりながめる。太平洋上の客船の上と硫黄島からの中継は雲もほとんど無くクリアな映像で楽しめた。屋久島や悪石島のツアーが募集を始めた時は一瞬食指が動いたが、結果的には乗り出さなくて良かった。行った方々には本当に残念という他がない。とは言え、月の陰に入った途端に辺りが暗くなるあの雰囲気はきっと行ってみないと実感できない神秘的な面白さがあるのだろう。いつかは体験してみたいものだ。
 中継が終わって外を見上げると、1/4ほど欠けた太陽が顔を出し始めた。急いで日食眼鏡を引っ張り出してかけてみる。厚い雲の向こうならば肉眼で見られるのだが、所々薄く雲が切れる瞬間では400円足らずの玩具が役に立つ。TV画面と違って肉眼の太陽は小さいが、とりあえず用意した道具は無駄にならずに済んだ。


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by marshM | 2009-07-22 23:59 |
夜風をきる
e0087225_3133495.jpg 世間が三連休を取っている間、私は仕事をしていた。特にどこに出かける予定もなかったのだが、休みだろうが夜更けだろうが当然のように仕事の連絡が入ってくると、多少ストレスもたまるというものだ。
 風の強かった日の夜遅くに、多分翌日の朝に出したのでは間に合わないだろうゴミを抱えて原チャリを走らせると、空には満天の星空。北斗七星は七つ揃って見えるか見えないかと言うほどの星空だが、この季節、このあたりで言えばまさしく満天の星空なのだ。
 いい気になって少し遠回りをすると夜風が実に気持ちが良い。東の空には細いオレンジ色のかぎ裂きのような月が昇り始めていた。今週は皆既日食、月と太陽が同じ方向に出るのだからその細さも消え入りそうなほどなのはうなずける。
 もう少し寄り道をしてカブトムシの木を見に行く。今年は低いところに樹液がしみ出していて、雄雌つがいが寄り添っていた。
 些細な事が昼間頑張った分の褒美のようで嬉しい一時だった。


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by marshM | 2009-07-21 23:59 |
遠い雷鳴
e0087225_1232558.jpg 西日本を通過中の局地的豪雨は、電話の向こうからでも聞こえるほどの雷鳴を伴っていた。
 この連休中、横浜は毎日のように打ち上げ花火の音が鳴り響いていた。多分港の方からだろう、低い破裂音が何度も繰り返し聞こえてくる。遠くの花火の音を聞いていると、きっと隣町が空襲にあったとしたらこんな音なのだろうか、などと想像する事がある。私の親の世代は子供の時分に戦争を経験しているので、時折空襲の話をしてくれた事があった。ちょうど港から打ち上がる花火は話の中の艦砲射撃を連想させる。
 殺人兵器の炸裂音と違って、プラズマが発する光と音の自然現象は平和でどこか心躍るところがある。それでもごく近くに落雷すれば少なからず被害が出る。そうはわかっていても、いや、わかっているからこそ、あの大きな音と龍が登るような稲妻はいつまでも飽きずに眺めていられるのだ。
 果たして、西日本の不安定な大気は関東にもやってくるのだろうか。


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by marshM | 2009-07-19 23:59 |