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猫眼のシャナ
e0087225_20194185.jpg 今はもうこの世にいない実家で飼っていた猫を、もらってきたのも名前を付けたのも私である。雌猫だが義経の稚児名『遮那王』からもらってシャナとした。キジトラの仔猫はあまりにも可愛く、遊び倒した私に対して成長してから少し距離を置くようになったが、それでも落ち込んでいる時など気が付くとすぐ隣にいてくれた。
 『シャナ』と言う名のヒロインが巷で流行っている。炎髪灼眼、見かけは少女だがこの世ならざる者の力を具現する。身の丈程の大太刀『贄殿遮那(にえとののしゃな)』を振るい、そこから主人公に『シャナ』という名をもらう。その名前が気になってついつい原作本を読みあさってしまった。
 ストーリーはライトノベルの大道で一度読んで気が済んだ。私が早くに結婚して子供がいれば、この主人公達ぐらいでもおかしくはない。名前の一致もあって、我が子の活躍を微笑ましく応援するような気持ちが先に立つ。続編が出れば、また読むかも知れない。
 そして読み終わった後、ふとある事を思いだした。キジトラの仔猫をもらってきた当時、夢中になっていた漫画のヒロインが『シャナ』だった事を。由来が漫画では格好が付かないと源義経をこじつけたのだが、当の猫はどっちでも良さそうだった。


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by marshM | 2008-04-30 21:13 |
収納スペース圧縮法(笑)
e0087225_23192426.jpg この数ヶ月で読みまくった文庫本をどこにしまおうか、部屋の真ん中で腕組みをしたまま考え込んでしまった。我が家の本棚は収納量が少なく、そこには既にたくさんの本が列んで棚板がたわんでいるのだ。そうでなくても不要物が多いと責められているのに、がらくた湖沼に書物山脈を加えるわけにはいかない・・・などと考える脳裏に先日本を探して走り回った際に見たある光景が浮かんできたのだった。
 古本販売のチェーン店に寄ったときの事である。レジの横で買い物ついでの主婦らしき女性が、やおら買い物かごから本の山をカウンターに積み上げはじめた。そう、古本屋なら当然買い取りもしているのである。一冊数百円で売っている古本の買い取りにそう大した値段は付かないとわかっているが、まとめて売ればハードカバー一冊分ぐらいにはなるかも知れない。
 思い立ったが吉日、天気も良い事だし庭の草むしりも終わって気分がよいので、先日読みあさった中からもう一度手をつける気がしないシリーズをカバンに放り込み、チョイノリに乗って出かける事にした。
 連休前半の祝日のニュータウンは結構な人出。結局人気のあるシリーズだという事で最高金額で引き取ってもらえた。ハードカバー一冊分にはちょっと届かない金額だが、それを元手に普通の本屋さんに寄って目星の本を購入。何だか意味もなく得した気分である。


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by marshM | 2008-04-29 23:47 |
猫の引越
e0087225_0312670.jpg 近所でよく見かける斑ジンジャー猫が大声で鳴きながら家の脇を通りすぎた。しばらくするとその声に重なってミーミーと小さな声が聞こえる。何事かと二階のベランダからのぞくと、斑ジンジャーが真っ黒な仔猫をくわえて歩き去る所だった。後ろからは近所のおじさんが追い払う声、真上の電線にはカラスがとまって虎視眈々と仔猫を狙っている。
 しばらくするとまた親猫の声が聞こえてきた。もしやと思って反対側の窓からのぞいてみると、大家さんの厩の中から仔猫の声が聞こえてきた。しばらく見ていると、先程の斑ジンジャーが仔猫をくわえて厩の二階の窓から出てきた。ちゃんと地面の柔らかい所を見定めて、仔猫をくわえたまま飛び降りる。なかなかやるもんだ。
 ふと窓から下を見ると、学校帰りのお隣の男の子がぽかんと親子猫の歩き去る方を眺めている。どうやら猫好きのようだ。もしかして、自分も同じようにぽかんと見ていたのでは無いかと気が付き、思わず口元がほころんだ。


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by marshM | 2008-04-28 23:59 |
育つ緑
e0087225_222154.jpg 前日の雨雲を午前中に引きずったゴールデンウィーク第1日目は、昼下がりには気持ちよい青空を見せた。細々とした買い出しに巨大ショッピングモールへと赴くと駐車場入り口は長蛇の列、相変わらずの盛況ぶりである。夕方になる前に予定外の買い出し。我がオンボロクラシックカーを駆り立てて西に傾いた太陽の方向を目指す。
 我が家のある農耕地区に隣接するニュータウン、そこから大きな国道を挟んで向こう側には初代のニュータウンが広がる。起伏に富み一軒家が続くその街は、街路樹がたくさん植えられ桜の季節には艶やかに染まる。
 華やかな季節はとうに過ぎ去ってしまったが、天蓋のように両側から覆うみずみずしい緑の中を、小さく見える空に向かってエキゾースト・ノーズを響かせるのは何とも気持ちがよい。窓を開けて新鮮な空気を車内に呼び込むと、いつの間にか風邪も花粉症も終わりを告げていた事に気が付いた。


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by marshM | 2008-04-27 23:59 |
本のセミ
e0087225_08236.jpg しばらく前から近年まれに見る読書期に入っている。文字通り貪るように読書をした記憶の最後は翻訳物のミステリを読みあさった頃だから、どう少なく見ても7・8年くらい前だろうか。その7・8年の間、全く読書をしていなかったわけではない。就寝前や移動手段の中、決めた時間以外は本を手に取らない時期というのがあったわけだ。
 それがここ2ヶ月くらいの間、一冊読み終えると次に読むべき本を探し、空いた時間につらつらと活字を追う生活が定着している。一つにはベランダでパイプを燻らす時に丁度良い暇つぶしだという事もあるのだが、それ以外にフィクションを欲する精神的な時期が定期的に来ているのではないか、などと思わないでもない。
 私の欠点は何かにのめり込むと他の大事な事をおろそかにしてしまう、と言う事を自他共に認識している。そろそろ活字の海に没入するのも押さえなくては、創作意欲への丁度良い刺激と感じていても過ぎたるは及ばざるがごとし、創作する時間まで削られるのは本末転倒という物だろう。それでもまだ欲しいタイトルは本屋に行けば平詰みで列んでいるのである。さて、どうした物か。


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by marshM | 2008-04-26 23:59 |
雲の立ち上るパイプ
e0087225_0203482.jpg 今一番お気に入りのパイプは、イタリアのパイプ作家、Maurizo Tombari氏の"Le Nuvole"、「雲」と言う屋号のパイプ工房からの作品だ。Tombari氏はわけあってホームページでしかパイプを販売していない。世界中の人に同じように作品を届けたいという思いかららしい。
 そのパイプを買った後、うちのカミさんがイタリア語に堪能な事もあって、しばらくメールをやりとりしていた。するとある日、日本国内に販売店を探しているのだが力を貸してくれないか、と相談を持ちかけられた。もちろん私に否やはない。早速行き付けの販売店に行って交渉し当人同士連絡を取る約束を取り付け、つい先日店頭に彼のパイプが無事列ぶに至った。
 私はまだパイプを始めて日が浅いので、パイプ煙草の味を引き出す道具として他の作家より優れているか否かはわからないのだが、"Le Nuvole"のパイプはデザインが良い。さすがデザインの国イタリアの血である。昔ながらの基本的なシェープも押さえておきながら、デザインを受け持つTombari 夫人の生み出す独創的なラインがパイプに良く生かされている。
 他とちょっと違う個性的なシェープのパイプ、嗜好品としてはそう言う選び方もあるのではないだろうか。パイプの話題で検索にヒットして流れ着いた方があったら、一度L.S.安藤のページから"Le Nuvole"のパイプをチェックしてみて欲しい。


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by marshM | 2008-04-25 23:59 |
画材だけが備品じゃない。
e0087225_23494727.jpg 私が仕事用として使ってる眼鏡は、ずいぶん前に外出用眼鏡と一緒におまけで買った安いフレームで、多少格好が悪い。普段家にいる時はこの眼鏡で過ごしているのだが、ヤクルト売りの女の子が朝起こしに来たり、ふと近場の買い物に出た時に眼鏡を替えていなかった事に気が付くと、誰も何とも思っていないのだろうがなんとなくばつが悪い。
 仕事用の眼鏡は目が疲れないように適正視力より若干弱めて作ってある。それ故、外出用の眼鏡をかけ続けていると、だんだん目が疲れてくるのだ。レンズに傷もなく、フレームに少しガタが来ているくらいなのだが、そろそろ新しい眼鏡、レンズの大きい少し洒落た物に買い換えても良い時期かも知れない。
 眼鏡も仕事の道具、かっこよくてお気に入りのにしておかないとね。


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by marshM | 2008-04-24 23:59 |
飛ぶようだった
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 バイザーのないヘルメットに容赦なく襲いかかる風に涙を流しながら代車のスクーターを快速で駆り、風となる楽しみと別れを告げる。
 バイク屋で待っていた我がチョイノリは隅々までピカピカだった。ものぐさな私にとって、ディーラーから帰ってくる先代のマイカーもガレージから帰ってくる現役のポンコツも、出来うる限りピカピカに仕上がってくる送り手の気持ちには苦笑と共に頭が上がらない思いであるのは、こんな小さなバイクに至っても同じ事だった。
 だいぶ馴染んだ代車のスクーターの感覚、加速の良さ、スピードの速さから一気にいつものチョイノリに鞍替えする事で、ただでさえ華奢で愚鈍なヤツに嫌気が差すのではないかと想像していた。しかし、そこそこ長いつきあいのグリップを握り、アクセルを開くとそんな事は杞憂であった事に気が付く。丁度良いスピードに丁度良い軽さ、安心感が足下の振動から伝わってくるのだ。
 鈍色に青を煙らせた雲の多い空から吹き付ける向かい風が、飛行機へ実速度よりも過剰に揚力を与えるように、私の心もふわりと風の中に持ち上げるのだった。


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by marshM | 2008-04-23 23:38 |
風になったよ
e0087225_23181776.jpg 我が原付バイク、チョイノリのすっかり劣化した後ろタイヤの空気が抜ける頻度は、行き付けのガソリンスタンド店員がガスも入れない私に圧搾空気入れを勝手に使わせるほど頻繁になっていた。天気も良し、時間も多少空いたので、その足でバイク屋に乗り付けて修理を頼む事にした。
 作業は簡単だが一日預かると言うバイク屋の店長、代車のスクーターを貸してくれると言い出した。歩いて帰ろうかと思っていたのだが、せっかくの好意を無駄にする事はない。しばらく走っていなかった白煙を上げるオンボロスクーターにまたがって帰路を辿る。
 同じ50ccとは言え、低価格を実現するために極限まで部品を削ったチョイノリに比べると、いくらオンボロでも普通のスクーターは馬力も速度も段違いに上回る。広い並木道でアクセルを開くと、緑の葉が溶け出して後ろに流れる。まるで風になったような爽快さを感じてついつい遠回りの道を選んだ。
 二十歳前、初めてオフロードタイプの原付バイクに乗った時、まだヘルメットは必要なかった。あの時の風を切る愉しさがふと脳裏に甦る。車でも自転車でも味わえない飛ぶような高揚感を味わえるのは明日修理の出来上がりまで。その後は、中型免許でも取ってみようか、などと無謀な気持ちが芽生えるのも春の日差しのせいか。


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by marshM | 2008-04-22 23:35 |
海の臭いと生ゴミの臭いって・・・
e0087225_002445.jpg 先日ひょんな事から海をイメージした香りの室内芳香剤を買った。芳香剤と言ってもエメラルドグリーンの石にパフュームを染み込ませて網でくくってあり、インテリアショップに置いてあったお洒落な物だ。
 この芳香剤、あまりに香りが強いので階段の途中に吊しておいたのだが、これが最近どうも気に入らない。最初の内は良かったのだが、だんだん満員電車の中で漂うオヤジの整髪料のように思えて、階段を上り下りする度に自分がオヤジ臭くなったように思えるのだ。
 そう思い始めたら海をイメージしてリラックス出来るどころの話ではない。オヤジ臭を振りまいて煙たがられるにはまだ早い、と自分では思っている。明日辺りベランダのゴミ箱の上にでも吊る事で話がまとまった。


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by marshM | 2008-04-21 23:59 |