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木蓮
e0087225_1254147.jpg 花粉舞い散る街をクライアントの会社までアフターケアに出かける。このクライアントに直接出向くのは特に問題がなければこれで最後だろう。明日の朝のパンがないので、家の最寄り駅でスーパーに寄る。
 駅前を一人でフラフラ歩くのは久しぶり。小さな新興住宅街だが駅前は店舗の移り変わりも激しい。ちょっと大きなインテリアショップがいつの間にか隣のもっと大きな駅前に移動して、ガランとしたフロアに貸店舗の張り紙。
 角を曲がってスーパーに通じる遊歩道に入ると、そこだけ薄暗がりの中にパッと華やかな印象が開けた。遊歩道の真ん中に植えられた木蓮が花を開きはじめたのだ。まだ暮れきらない空からの赤い残照と潔い程の白い花びらにさす微かなピンクが呼応して、冷たいコンクリートの通りになんとも言えない暖かさを醸し出している。
 木蓮の花は開ききると辺りを一面に花びらの色に染め上げる。落ちた花びらが朽ちていく様子を嫌う人もいるのだが、私は程よく厚みをつけた花びらが艶やかに開く様を見ると、なんとも嬉しい気持ちになる。ヒヨドリが好んでついばむのを見て、真似して花びらをひとひら囓ってみると西洋野菜のようでなかなか美味しかった事を思い出した。
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by marshM | 2007-02-27 23:59 |
日曜日の来訪者
e0087225_13363943.jpg この時期天気の良い日曜日は家の前の道が中高年の団体で賑わう。どうやら里山ウォーキングコースか何かに紹介されているらしく、駅から梅の名所である神社までこの辺りを一回りするらしい。
 通りかかった人たちが必ず足を止めて話し込んでいく。大家さんの元厩と隣の家に沢山の実をつけるミカンが話題の中心。その間に立つ我が長屋を覗き込まれているわけではないのだが、駐車場の中にまで入り込んで眺めていく女性達の団体には少しうっとうしさを感じる。
 暖かい陽の光の下でパイプをくゆらしていると見かける訪問者は他にも沢山いる。オナガ、シジュウカラ、メジロ、ヒヨドリ。大騒ぎで茂みの中を餌探しに余念がない。
 先日イモムシを駆除し損なったオリーブの木、いつの間にか数本の枝から葉が綺麗に無くなっている。どうやら冬眠から醒めた奴らがお腹一杯食べてしまったようだ。その割りに姿が見えないのは、野鳥たちがめざとく見つけてさらっていったのだろうか。禿げ上がった枝の真ん中に新しい小さなつぼみが芽吹いていた。
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by marshM | 2007-02-25 13:53 |
カーブミラーの空
e0087225_21558.jpg 先々週は近所にある梅の名所が賑わっていたようなので、天気の良い日に冷やかしがてら散歩に出てみた。ところが、どんど焼きでもやったのであろうか、折からの風で煙と灰が舞い花見どころではなかった。先週今週に入るともう花粉の影響が出て散歩どころではない。今年は花粉量が多いのか、それともヨーグルトを食べなかったせいか、少し症状が重い。布団も干したくないくらいである。
 カメラを持ってのんびり散歩すると、必ずカーブミラーの中の風景に目を引かれてしまう。普段車を運転するのでそこにあればつい視線がいってしまう習性がついているのだろうが、改めて真下に立ってその中の風景を覗いてみると、なかなか面白い眺めである事に気が付く。そして、いつもカメラを撮る側の自分自身と風景を一緒に撮る事が出来る面白い素材として、一枚シャッターを切る。
 思えば湾曲したその風景は魚眼レンズの作り出す世界。ズームと50mmの明るい単焦点レンズは持っているのだが、少し面白いレンズを何本か持っていても良いのかも知れない。とは言え、私が撮る写真は作品ではなく素材にしかなり得ないような絵柄ばかりなのだが。
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by marshM | 2007-02-23 23:59 |
風に吹かれる
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 晴れた日に空に浮かぶ雲を眺めながら暖かい風に吹かれると、小笠原は父島で一番高いと言われる小高い丘に登った事を思い出す。
 父島は沖縄や南太平洋の島々のように珊瑚が堆積して出来た島ではない。火山噴火による隆起のその姿も荒々しく、三方を険しい崖に囲まれ、たくましい腕に抱かれるように天然の良港が一カ所存在する。ミニバイクでのんびり坂を上ると島の裏側に通じ、そこから数分歩くと中央山、一番高い場所に到達する。
 その場所に立つと360度ぐるりと周りを見渡す事が出来て、どこを見ても水平線と雲が続き、絶海の孤島とはこの事かと感慨に耽る。西から次々に流れてくる積雲が何もない海面に雨を降らせ、灰色のカーテンを引きながら島を横切っていく。
 日が暮れて空気に雨の香りが漂うのは気のせいかと思っていたが、案の定雨が降り出した。あれから5年以上の月日が経った事になるあの丘の上、今は誰が風に吹かれているのか。
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by marshM | 2007-02-22 19:42 |
冬眠醒めやらず
e0087225_1332876.jpg 庭に植えたオリーブの木に新芽が伸びてきた。所が一番伸びて欲しい天辺の枝先は何故か葉が閉じて新芽が顔を出さない。どういう事かと葉を開いてみると小さな芋虫が葉を布団に糸を縫いつけて冬眠中であった。
 暖かい季節の間若葉を食い散らかす憎い芋虫なのだが、寝込みを襲うのはどうもフェアではないような気がして、他の新芽がたくさんあるさと放置する事にした。
 小さな鉢植えからやっと子供の背丈ぐらいに生長したオリーブの木。成長が遅いのは柔らかい若葉ばかりを食い荒らすこいつらのせいなのだが、活動休止中の今はそっとしておいてやろう。その間にこちらは新兵器の選定だ。今度ホームセンターでじっくり品定めしてこなくては。
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by marshM | 2007-02-21 13:11 |
忘れ物
e0087225_125045.jpg ニワトリは3歩歩けば物を忘れるという。私の頭が鳥頭だというわけではないが、出がけにあれもこれもと考えていると忘れ物が多いのは確かだ。家のカギをかけたかどうか、車のドアキーをしっかりかけたか、ハタと思い立って戻ってみるとしっかり閉まっていて一安心するなどは良くある事である。
 一番やきもきしたのは年末に家を留守にした時。そのころ食器乾燥機のタイマーが調子悪く、時間通りにスイッチが切れない事が頻発していた。洗い物を終えてバスの時間に間に合うようにいそいそと出かけたのだが、スイッチが切れたかどうかを覚えていない。新幹線の時刻は迫るが食器がさわれないほど熱くなる乾燥機のスイッチが年越しでつきっぱなしではどうなる事やらと心配はつのる一方。結局時間はかかっても確実にスイッチが切れていたので事なきを得たのだが、なんともハラハラとした年末年始であった。
 出がけに考え事をしていると直前まで「あれとこれと」と考えていた事が頭からすっぽり抜け落ちてしまうのは、直さなくてはならない事柄の一つだろう。でもリストを作る時間はないし、どうしたらいい物か先生一つご教示願います。
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by marshM | 2007-02-20 23:59 |
あぁ・・・
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今日もネタが浮かばな~い
のポーズ(笑)
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by marshM | 2007-02-19 23:57 |
お手入れ
e0087225_113034.jpg 風呂から上がると決まってカミさんに肘や足のかかとにクリームを塗れと迫られる。私はあまり体にクリームを塗るのが好きではない。塗った後のベタベタの手の感触が良くないし、その手で触るもの全てがベタベタしてしまう。
 ところが先日、友人夫妻が来た時にその話になり、肘がどんな状態なのかと出してみせると「汚い」の一言。これにはがっかり。確かに少し色素が沈着して皺が寄ってるし、かかとも角質が多少ひび割れてはいるのだが、さして困るような事は何もないのだ。
 そもそも男が体の手入れをしている姿というのは何だか女っぽくていけない。男性用化粧品が普通に化粧品売り場に並び、若い男性がこぞってエステに行く現代であろうとも、男は枝葉末節にとらわれず泰然としているべきなのだと考える。
 泰然とすべきなどとぶつぶつ言っていても、根負けして肘やかかとにクリームを塗ってみると、これがまた良く効くのである。肘の黒ずみは薄くなってきたし、かかとの角質も柔らかくなってきた。男はこうあるべきなんて考えていても、髭を小さなハサミでチョキチョキ整えている図ほど情けない物はない。所詮浅はかな理想像という事か。
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by marshM | 2007-02-17 23:59 |
シュプール
e0087225_18172346.jpg 太陽のエネルギーが肌にやんわり感じられる暖かな晴れ空、外で陽に当たりながらアイディア出し。太陽光線の下で長い時間真っ白なスケッチブックを見ていると、用事を思い立って部屋に入った時に真っ暗なのに驚く。長い時間瞳孔が収縮していたので元に戻るのが遅いのだ。
 2月の中頃といえば受験シーズン。美大の受験生には学校によって石膏や静物の鉛筆デッサンという試験科目がある。普段予備校で様々なモチーフを描き続けて万全な体制で臨むのだが、そんな受験生にもただ一つの大敵がある。それは窓から降り注ぐ直射日光。
 科目によって午前か午後だけのものならまだ良いが、石膏デッサンなどは6時間かけて仕上げるので、窓の外を横切り刻々と影の形を変えていく太陽の光はなんとも面倒な代物なのだ。特に描いている紙面だけに背後から照りつける光は、鉛筆の淡い調子を飛ばして見せ暗いモチーフに向ける目をくらましてしまう。何度この厄介者に辛酸をなめさせられた事か。いや、それ程多いわけではないが。
 白い紙に目を細めるとスキー場のゲレンデの白さを思い出す。晴れた日には色付きのゴーグルをかけて凹凸をくっきり浮き上がらせるのだが、絵を描くのには無用の長物である。黙々と黒く細いシュプールを描き出す。
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by marshM | 2007-02-16 18:35 |
ショコラ
e0087225_18544716.jpg テレビ番組によれば今年は男性から大切な人にバレンタインのチョコレートを送るのが流行だそうである。男性向けチョコレートセミナーが開かれ百貨店のメンズコーナーにもチョコレートの出店が出ているとか。なるほど、それで女の子達で賑わう百貨店の催し物会場で髭面の私が妙に浮き立っていたわけか。というか、男性はほとんど見かけなかった。
 売り子の女の子に「あ、来た来た、今年は男性からってホントだったのね」と言われていたのかどうかは定かではないが、妙に視線を気にしながらその催し物会場を練り歩いていたのは、他でもないカミさんのチョコレート選びにつきあっただけなのだった。それでも私たち二人から何人かに送るためにどれが良いか後ろから頼りない意見は出していたが。
 今年は DEL REY のダイアモンドとハートの詰め合わせ。ハートは色とりどりでチョコの味を妨げない程度のフレーバー付けが大人の雰囲気。美味しい物を選んで贈る時、食べる時の笑顔を見られるのは一つの楽しみである。ダイアモンドがプリントされたチョコレート、美味しそうに食べてくれて嬉しかった。
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by marshM | 2007-02-14 19:06 |