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ボクの夏休み
e0087225_19304781.jpg 日が暮れかかった頃に裏の竹林で一斉にヒグラシの合唱が始まった。梅雨も終わりだという合図だろうか。ヒグラシの鳴き声を間近に聞くと無性に幼い頃の夏休みを思い出す。
 夏休みと言えばPSP版の「ボクの夏休み」が売れているようだ。プレイステーション2で唯一はまったゲームである。とは言え他にはゲームをやっていないというのが正確な所だが。
 なかなか良くできたゲームで、古き良き夏休みのシチュエーションを上手く再現している。照りつける太陽の下で虫を追い、薄暗い林ではセミが鳴き、夏休みでなければ出会えない人たちとの交流。そんな事、誰にでも似たような経験があったのではないだろうか。
 1作目のPS版は義弟のところに行って手元にあるのはPS2版。いつでも出来るのだがあまりやろうという気が起きないのは、住んでる環境がまさに夏休みみたいな場所だからではないだろうか。ヒグラシの声を間近に聞いて夏の真っ只中に佇んでいる思いである。
 悲しいかな、夏は夏でも夏休みではない。振り返ると仕事が待っている。なに、大人には大人の夏休みがあって、それは真冬でも見つけに行かれるのだと思うと、仕事にも精が出るのである。
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by marshM | 2006-07-29 19:42 |
無惨
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 ベランダのサッシの隅に薄黒い塊を見つけた。近づいてよく見るとヤモリの死体。どうやら雨戸を閉める時にサッシに入り込んで、そのまま逃げる場所が無く窓につぶされてしまったようだ。薄っぺらになってサッシに張り付いている。
 ヤモリとは「家守」や「守宮」と書き、家を守る、もしくは神社の社を守る、と諸説紛々である。家を守るのであれば守り神を殺してしまった事になる。悪い事がないように丁重に葬った、とは言え穴を掘って埋めただけだが。
 夏になると灯りのある窓に張り付いていたり、いつの間にか家の中に入り込んだり。守り神でなくてもなかなか愛嬌のあるカワイイヤツである。捕まえてみると濃いグレーから肌色に体色が変化するのも面白い。南の島でも沢山のヤモリを見かけた事を思うと余計に愛着が湧く。
 どうか一つ、あまり危険な所には入り込まないで欲しいものである。
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by marshM | 2006-07-28 23:59 |
珍客の忘れ物
e0087225_23283442.jpg ウチの庭の睡蓮鉢、ホテイアオイの葉をよく見たらヤゴの抜け殻を見つけた。ほんの3cm程だが、トンボの幼虫ヤゴの脱皮後だろう。他にそんな所で脱皮しそうなヤツは思い当たらない。
 金魚で散々手こずらせた睡蓮鉢だが、水も出来上がってビオトープ的な機能を成しはじめたという事だろう。部屋の中の水槽にはよほどの事がない限り客は訪れないが、露天の睡蓮鉢にはいろんな客が訪れるところが醍醐味。巣作りに懸命なアシナガバチが水を飲みに来たり、小さなバッタがホテイアオイの葉っぱをかじりに来たり。
 今回のトンボは卵を一つしか産み落としていかなかったのだろうか、それとも育ったのが1匹だけなのか。まだ探せばヤゴが見つかるかもしれない。取り敢えず招かれざる客、ボウフラが湧きすぎないようにもう少しメダカを足してやりたい所である。
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by marshM | 2006-07-27 23:40 |
沖縄ソバの旅9 最終回
 コザの街を出てタコスを食べに寄り道した我々は、来た道を引き返して首里城の方角へと進路を取った。
 さて、沖縄ソバの旅も後わずかである。最終回を早く書いてしまわないと記憶が薄れてしまうのに、書いてしまうととうに終わった旅が決定的に終わってしまうような気がしてなかなか重い腰が上がらなかった。しかし終わった旅の中にいつまでも彷徨っているわけにも行かない。ここで一区切りである。
 やっと使い方にも慣れてきたナビゲーションシステムに次に行くそば屋を登録、5ドアのヒュンダイは軽快に沖縄の街を走り、気前よくブレーキを利かせる。ラジオからは地元のFM曲のDJが沖縄ならではの話題を面白おかしく伝えている。夕べ通り過ぎた首里城が近くに見られるのではないかとの期待をよそにその手前をナビの指示通りに脇道に入って行き、しばらく住宅街の細い道を走ると、いきなり訳のわからない所で「目的地付近です」と声がしてナビが終わってしまった。あわてて地図をひっくり返し、ドライバーの勘とあわせて狭い曲がりくねった坂を上って丘の上に出ると、「ゆんたくすば 御殿山(うどぅんやま)」はすぐそこであった。
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by marshM | 2006-07-26 19:28 |
IKEA
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 昼間車で走っていると大変目立つバスを見かけた。紺地に黄色で「IKEA」。誰がどう見ても今年9月に第三京浜港北インターチェンジ近くにオープンする北欧家具量販店のトレードマークである。
 私自身はまだIKEAに行った事がないのだが、ニュースで日本進出の話題を見た覚えがある。組み立て式家具で製作工程を省き価格を下げる方式だったと記憶している。私感であるがただ安かろう悪かろうではない所がIKEAの売りなのではないだろうか。北欧と言えばデザインも優れている。当然販売戦略にもデザインは重要視されているはずである。宣伝を打っているわけではないがインパクトのあるロゴが、完成前から街道に大きく表示され目をひくのは狙いがしっかりしているように思える。(ただ一つ、難点をあげればデザイナーが本国の人なのであろう、日本的な部分、たとえば構内サインの日本語書体等がちょっと妙な所もあるが・・・)
 鉄道の駅から離れた地点に建つ新店は、近隣主要駅からバスの送迎が出るのであろう。今日はそのリハーサル運行だったのだろうか。大きなロゴは宣伝カーの様に遠くからでも目に付く。帰り道に近所の市営バスも小型バスで運行するような細い道をIKEAバスが走っていた。普通の大型バスだったが、大丈夫なのだろうか。
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by marshM | 2006-07-24 23:48 |
雨を泳ぐ
e0087225_16533880.jpg 義弟一家は雨降りにもかかわらず揃ってプールだそうだ。子供達が夏休みに入ったとなれば、世の親たちはとたんに忙しくなるのであろう。子供は遊びが仕事であるからして。
 雨の日のプールほど面白いものはない、とかつては思っていた。ザーザー、ジトジトと傘を差しても足下や背中を濡らす水、その水に浸かるのだから更衣室を出たとたんに濡れたい放題である。顔に雨がかかろうが髪の毛がびしょびしょになろうが誰はばかる事はない。プールにザブンと入ってしまえば一緒なのだ。
 泳いでいる途中に水中から顔を出すと雨粒が頬を打つのも面白い。直接体に雨粒を感じるのが新鮮な感覚なのだ。水浸しの世界を自由に泳ぎ回る。
 ただ一つ、休憩時間に太陽熱の恩恵を受けられない雨の日は体温が下がりすぎて唇が紫色になり、あげくはガタガタ震え出すのが難点である。プールから上がった後のタオルがなま暖かく乾いていて気持ちよかった事。
 姪っ子達よ、風邪をひかないように楽しんでおくれ。
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by marshM | 2006-07-23 17:06 |
閉店
e0087225_18524643.jpg ウチは食材などの買い出しを週に1回と限定して、二人で近所の百貨店の地下にある大手スーパーまでくり出している。そうなると当然百貨店に用がある場合はついでに寄って行くわけで、カミさんの洋服選びにも自然とつきあう事になる。
 近頃カミさんのお気に入りブランドですっかり顔馴染みになったブティックがある。以前にも「お気に入り」で内装の事を書いた。その店が閉店するというので馴染みになった顔を見納めに行ってきた。
 本当は試着室前に置いてある一人用のソファーにもう一度座りたかったのだが、少し模様替えをして中途半端な位置に置いてあったのでそれはあきらめる。寝不足の日に行ってどっかと座ると、いつの間にかうつらうつらしてしまう気持ちの良いソファー。海外ホームドラマで引越シーンになると必ず話題になるマイ・ソファーの様に心地よく馴染みやすいソファーである。この先あのソファーに座れないと思うと、ウチにも自分のお気に入りソファーぐらい一つあっても良いかもしれないと思うのだ。
 マヌカンの女性達は気だての良い美人揃いであったが、ブランドの専属ではなくハコを預かっていた会社の社員で、次はどこへ行くのか決まっていないという。是非次が決まったら連絡してくれとカミさんが約束していたが、お気に入りのランプとソファーとは約束が出来るはずもなく、私はちょっと寂しく帰ってきたのだった。
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by marshM | 2006-07-22 18:54 |
楽しみの行方
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 未だ梅雨前線は本州を縦断する形で停滞中である。子供達が夏休みに入っても梅雨明けしないのは久しぶりの事なのではないだろうか。涼しすぎるくらいの気候に気持ちが前のめりにつまずきそうである。
 梅雨は明けないが暦では夏である。暑中見舞いを送らなくてはならない。思い立ったら湯船に浸かってイメージをひねり出す。風呂に入ると不思議と良いイメージが浮かびやすい。出来上がったイメージの設計図を元に、過去に行った南の島で見た風景をアクリル画にしてパソコンで編集する。
 南の島に行くとついつい朝から晩まで遊びほうけてしまう。夜明けから日暮れまで、持っていったスケッチブックもカメラでさえも放り出して歩き回り泳ぎ回る。それこそ帰ってから1週間下痢で苦しむくらいに遊びまくる。せっかく普段は見られない風景なのに、絵の一つも描きやしないなんてぶつくさ言われようがお構いなし。驚いて楽しんで頭に焼き付いた風景は、後になって風呂場で甦るのである。
 甦った南の島の風景、さて、誰に送ろうか。
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by marshM | 2006-07-20 23:59 |
友人来る
e0087225_12104883.jpg 先月急に呼び出して飲んだ友人を家に誘った。泊まりの用意をしてくるように伝えて夕方からじっくりと飲みの態勢。粋な着流しで現れた友人にカミさんが張り切って色々料理を用意する。ビールに合わせて牛すじの煮込み、ワインに合わせてスペイン風茹で鳥とトルティーヤ、泡盛に合わせて豆腐餻。
 酔っぱらってくるといろんな話が飛び出して楽しいのだが、お互いイラストで出会いイラストを生業としようとあがく身である、紙とペンが在ればつらつらとイタズラ描きが始まる。人間、酔いが回ると理性が効かなくなるので絵には心の内が正直に現れる。しかしながら二人とも普段とそう変わらない絵柄を描いているという事は、普段から理性とは縁遠い絵を描いているという事か。
 夜半過ぎ、カブトムシを取りに行くもあいにくの雨で一匹も見つからず、残念。夏が終わらないうちにまた来ればいいさ。
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by marshM | 2006-07-18 23:59 |
文庫本
e0087225_19636100.jpg 今月やっとたまっていた文庫本を消化。アレグザンダー・ケント著「若き獅子の凱歌」と大沢在昌著「灰夜」。どちらも有名シリーズの最近の作品である。
 「灰夜」は新宿鮫シリーズ。相変わらず面白い。舞台や脇役を事件という特性に絡めてがらりと変えるのはこういったミステリシリーズの強みか。
 「若き獅子の凱歌」は海の勇士/ボライソーシリーズ。18世紀の海戦物。発刊順では既に主人公リチャード・ボライソーは戦死しているのだが、年代を遡って空白を埋めるストーリー。若き日のヒーローの活躍は面白いのだが、著者が不調なのか訳者が不調なのか、誤字脱字意味の難解な訳文が多く以前ほどさらりと楽しむ事が出来ない。ページ数は少ないものの文脈を理解するのに時間がかかる。
 そこへ行くと日本人の書いた本は最初から日本語で表現されているので心配なく読める。ちょっと前に読んだ「風車祭(カジマヤー)」は先に進みたいが残りのページが減るのをもったいなく思い、「灰夜」は残りのページが少なくなるにつれて事件解決までたどり着くのか心配で行を追うスピードが上がっていく。
 ボライソーシリーズも何度も読み返して楽しむ事が出来たが、そろそろ新シリーズに乗り換える潮時か。

灰 夜
大沢 在昌 / 光文社
スコア選択: ★★★★





若き獅子の凱歌―海の勇士/ボライソー・シリーズ〈28〉
アレグザンダー ケント Alexander Kent 高橋 泰邦 / 早川書房
スコア選択: ★★
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by marshM | 2006-07-17 23:59 |