カテゴリ:景( 271 )
残りわずか
e0087225_22321561.jpg 世の中クリスマスが近づいている。コンビニでもテレビでもクリスマスソング、ちょっと変わったところで蕎麦屋は年越し蕎麦の張り紙が張り出された。12月の前半二週間が終わって最後のコーナー立ち上がりフル加速と言ったところ。
 今年は早々と年賀状を用意したと言うのに、今頃になってクリスマスカードに頭を悩ませている。さてどうしたものか。
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by marshM | 2011-12-19 22:44 |
師も車も
e0087225_165966.jpg 師走の道は相変わらず車であふれ、繁華街を貫く通りは中々前へ進めない。この時期車で走り回って怖い思いをしたのも今は昔。友人の運転にこちらはのんびり街並みを眺める。
 百貨店もブランド路面店もクリスマスの飾り付けで華々しい。それで思い出したが、年賀状の絵柄を作り終わって安心している場合ではなかった。クリスマスカードを作らなくてはならない。国内は年賀状で良いが海外向けにはクリスマスカードなのだ。
 あわてず急がず事故の無いように。
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by marshM | 2011-12-08 23:59 |
時の満ち引き
e0087225_05511100.jpg 毎日通勤で目に付く風景に近所の川がある。この川、海が近いせいで潮の満ち引きに影響されてその時々でまったく違った風景になる。特に私の目をひきつけてやまないのは、満潮時遊歩道を越えて水面が上がり、安全柵の天辺まで水没してしまう景色だ。
 人間のためにある施設が水の中に沈んでいるというのはある種退廃的な心象を呼び起こす。古代遺跡や温暖化した未来世界の姿が脳裏に浮かぶのだ。そんな脳内トリップを日が沈むまで佇んで続けたい誘惑を振り切って通勤路に戻る。輝ける未来のために立ち止まってはいられないのだ。
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by marshM | 2011-12-06 23:59 |
イチョウの絨毯
e0087225_22121781.jpg プラタナスやクヌギ椎の木は降り積もった落ち葉の上を歩くとパリパリと鳴った記憶がある。特にプラタナスは大振りな葉が歩道に何重にも落ちると小気味良い音がして楽しくなる。
 中央通は4割方銀杏の葉が色づいて、一番日当たりが良い木の下には鮮やかな黄色い葉が降り積もっている。朝は綺麗に掃除されているが、夕方の帰り道には北風に吹かれて黄色い島ができている。その落ち葉の上を踏み進んでみたが、銀杏の落ち葉は薄く儚く無言でただたたずんでいた。
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by marshM | 2011-12-05 22:23 |
東京の灯
e0087225_052275.jpg 日本全国で原発が止まり、春から夏は節電尽くしだった。震災直後は東京のネオンサインが消え、ライトアップや駐車場の照明までが暗くなった。夜の早い時間からゴーストタウンのような暗さになったにもかかわらず、夜空に星がほとんど見えなかったのが印象的。日本はどれだけ夜を明るく照らしているんだろう。
 11月に入ってからやっとあちこちライトアップが復活してきた。商業ビルのネオンサイン時計や橋のライトアップが戻ってくると、やっぱり東京だとちょっとほっとする。
 それでも、いまだに光が戻らないのはある一軒の老舗の料亭。以前は川沿いに大きく店名を浮かび上がらせていたのだが、今も暗く沈んだまま。被災地のため、緊急施設の電力確保のためとみんなで節電に精を出してきたが、その実電気料金の節約になったとほくそ笑んだ人は少なくないはずだ。
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by marshM | 2011-11-28 23:59 |
e0087225_1432194.jpg 都会にも四季はある、などといっておきながら、そうでもないことに気がついてしまった。
 久しぶりに東京郊外に打ち合わせに出かけると、広い空の下柿の実がたわわに実っていた。畑の隅には納屋があり、藁束が湿った芳香を放っている。少し前までは横浜の空の下で普通に見ていた風景だが、いつの間にか懐かしい景色になってしまった。
 都会にも四季はある。けれど、気をつけて探さないとそれは見つからないものなのだ。
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by marshM | 2011-11-15 23:59 |
自転車のマナー
e0087225_21344061.jpg 通勤途中の道に車道を通行止めにして大きな工事をしている場所がある。歩行者だけは専用に通路を設けて工事箇所をわずかに迂回させているのだが、人が二人すれ違える程度の幅、二人対一人では窮屈な幅しか設けていない。
 その道、普段から自転車が歩道をすごいスピードで行き交っている場所で、歩道を歩いても危ないと思ったことが再三ある。車道が塞がれてからは迂回路を左側通行に仕切って、ガードマンが自転車は降りて歩くように呼びかけ始めた。最初は呼びかけに応じる人はほとんど無く、だいぶ怖い思いをしたのだが、数週間たった今ではいつの間にかガードマンがいなくても殆どの自転車が下りて押すようになった。
 自転車と歩行者の接触事故が多発して自転車の乗り方を取りざたされることが多くなった昨今だが、私はさほど心配はしていない。毎朝毎晩おのずから自転車を降りて通行する姿を見ていると、ちょっとした啓蒙で日本人は周りに配慮できる人々ばかりなんだと思えるからだ。問題なのはしっかり人々の心に届く啓蒙ができるか否かにかかっていると思うのだが、どうだろうか。
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by marshM | 2011-11-09 21:51 |
綺麗な街
e0087225_211652100.jpg 中央通の銀杏が色づいてきた。どこと無くあの銀杏の実が発するくさい臭いが漂ってくる。しかし、足元に銀杏の実がつぶれた黄色い跡はあれどその実の実体が無い。早朝に誰かが持ち去ったのだろうか。
 ところでこの中央通、常に綺麗な状態に保たれているのにはちゃんとしたわけがある。定期的に掃除する一団がいて、ゴミだけでなく石畳に張り付いたガムも丁寧にはがしていくのだ。朝の通勤時に時折見かける光景、熱心に掃除する姿には頭が下がる。
 ヨーロッパに比べて街が綺麗なのはなにもマナーが良いからだとは限らない。街の美観は多くの人に支えられているのだ。
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by marshM | 2011-11-08 21:29 |
明け方の悪夢
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 明け方、レム睡眠とレム睡眠の合間、沈殿した記憶の中に呼びかけるわずかな刺激が朦朧とした意識をパニックに陥れる。ほんのわずかな兆候、動いても動かなくても力を抜いても入れても、そいつから逃れることはできない。
 そのナイトメアの名は「こむら返り」。何度繰り返しても未然に防ぐことも最小限に抑えることもできない。今朝の奴はただふくらはぎを伸ばしただけでは痛みが増すばかり、足全体を伸ばしてからふくらはぎを伸ばさなければ痛みが消えなかった。
 こむら返りは冷夏のプールで泳ぎまくっていた中学生の頃から数え切れないくらい起こしているが、それでも夢うつつの脳ミソでは足を伸ばして良いのか縮めて良いのかさえわからなくなってしまう。罠にはまったウサギのように途方にくれてしまうのだ。
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by marshM | 2011-11-04 23:04 |
1Kmの奥行き
e0087225_2233890.jpg 御徒町から毎朝外神田まで歩く間に、中央通が万世橋まで真っ直ぐ見渡せる位置を通る。その位置から見る景色は私のお気に入りの一つなのだ。目の疲れ具合の目安になるし、何より味気ないアスファルトの街なのにその時々の季節を主張しているところが面白いのだ。
 夏、アスファルトには逃げ水が現れ、熱せられた空気が揺らいで町は溶けていく。
 秋、深まるにつれ銀杏の色づきとともに霞がかかり視界は薄れてくる。
 冬、凍てついた空気はさえぎるものもなく、時間さえも凍らせたように全てを見通させる。
 春、そしてまた霞の春。暖かな日差しと歩き回る花たち。
 都会の味も素っ気もない幹線道路だが、案外いろんなところに季節の象徴は転がっているのだ。
 
 
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by marshM | 2011-11-02 23:03 |