カテゴリ:景( 271 )
小さな画材屋
e0087225_17504768.jpg ここに越してきてからもう少しで1年が経とうとしている。必要な物はその都度電車に乗って大きな街まで買い出しに出ていたのだが、一番重要な画材は近所でも手に入るという事が最近わかった。家から歩いて数分の所に美大受験の看板を掲げた場所があるのは早くから知っていたのだが、そこが小さな画材屋だとは思いも寄らなかったのだ。
 入口から折れ曲がって奥に続く店内は、大きくもなく小さくもなく、必要最低限の物は取り敢えず揃うというような品揃え。その売り物と一緒に受験生たちのデッサンや平面構成が並べてある。2Hから6Bの鉛筆や木炭を買っていたあのころの記憶が瞬時に蘇ってきて面白い。記憶の中のあの店もこんな小さな所だった。
 店番はコテコテの関西弁のおばちゃん。話を聞いてみるとその予備校はほとんど関西の有名美術大学に進学するのだとか。東京の大学に行く子はほとんどいないらしい。なるほどなるほど、並べてある絵を眺めてうなずくのである。
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by marshM | 2013-03-25 17:51 |
開花情報
e0087225_1935627.jpg ちょっと前まで朝は凍える寒さだったのに、いつの間にか手がかじかむ感覚も忘れるほど暖かくなった。何よりそれを敏感に感じているのはうちの観葉植物たち。家の中に幾つもおいてある鉢からは、鮮やかな緑の新芽が幾つも伸び、ベランダのミニバラもたくさんの赤い新芽から葉を広げはじめた。
 外を歩くとあちこちで梅の花が咲きほころんでいるのが目に付く。東京や九州からは桜の開花情報も流れてきた。この辺りもそろそろかと思っていたら、めでたい事に姪っ子から「サクラサク」と報告があった。

※ホームページを更新して新しくブログをつけました。今のところは両方で更新してますが、来月にはエキサイトの更新を停止して新規ブログ一本にしようかと思います。
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by marshM | 2013-03-18 19:42 |
新しい朝
e0087225_18255425.jpg ちょっと遅めの朝、家中の空気を入れ換えるためにあちこちの窓を開けると、一陣の風が通り抜ける。いつもなら寒くて縮み上がるはずなのに、今朝は優しい温もりのある風だった。猫たちが「早く朝ご飯にしよう」と言わんばかりに先に立って歩く。
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by marshM | 2013-02-10 18:30 |
すきま風が吹くように
e0087225_18232965.jpg 最近の建物、特にマンションの類は密閉度が高い。だから換気扇をめいっぱい回すと玄関扉を開ける時に、SF映画の宇宙船のハッチを開けるような音がする。それは前回のデザイナーズマンションもちょっと築年数の経った今回のマンションも同じ事だ。
 ただ、今回のマンションは微妙に隙間があるらしい。窓上部につけられた換気用の仕切か、サッシ自体か、どこかに隙間があって甲高いピープーという音が鳴る。それどころか北風が強く吹き付ける日にもピープー鳴るから、なんだか見かけに反してオンボロな家のイメージが頭をよぎる。
 子供の頃はさして貧乏でもないのに家はピープー・ミシミシ音がしていた。一般的に今ほど密閉度の高い建築ではなかったから、気候に人間が合わせていた名残があった。だから壁紙をめくってみると結露跡に黒カビがみっしり、なんて事もない。生活環境が便利に向上するのは良いが、やっぱり何か不便さは付いてくるのは仕方がない事なのだろうか。
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by marshM | 2013-01-28 18:38 |
洗濯指数の絶対値
e0087225_19181965.jpg アルプス山脈が湿った空気を雪へと変え乾いた北風を吹き下ろす関東平野と違って、関西の一部の地域は北風が湿っているように感じる。乾燥するはずの冬の晴れ間、洗濯物の乾きが遅いのだ。厚手のパジャマなどは陽が暮れても室内で干し続ける事が多い。
 昨日今日と低気圧の影響で強い風が吹き続いている。最初は南よりの温い風だったが、低気圧の移動に伴って冷たい北風が強くなった。外へ出るのが嫌になるくらい寒く冷たい風だが、おかげで洗濯物が良く乾いた。早めに片づいたベランダで空を見上げていると、広い空にまん丸い月が昇りはじめた。
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by marshM | 2013-01-26 19:31 |
天気予報
e0087225_1845196.jpg 東京の家では川面の変化で気象の遷移を感じ取っていた気がする。目の前に大きな運河が流れていたから、遠くに低気圧があればうねりが白波を作り、月の満ち欠けが水位を変える。テレビの天気予報は広い範囲を予測するから、そんな変化が地域的な天気の流れを補足する事が出来るのだ。
 今は目の前の窓から広い空が見えていて、以前は川に奪われていた目を引きつける。山を越えて来る風と気圧の変化が様々な形の雲を作り出す。もう少ししたら天気予報も出来そうだ。
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by marshM | 2013-01-23 18:52 |
暖かな雲
e0087225_22394268.jpg 昨日の雪が幻のように消えた朝は気持ち良く晴れ渡った。窓辺には明るい日差し、室温もすぐに暖かくなる。
 寒波が過ぎ去って今日は一日冬の中休みなのだと猫たちとぬくぬくしていたのだが、外に出てみれば冷たい北風。目の前に見える山の北斜面には雪も残って、相変わらず真冬が続いていた。
 見上げればふかふかとした丸い雲。見た目だけは暖かそうな毛玉を連想させるのだが、襟を立てて手の届かない温もりを恨めしく思う。
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by marshM | 2013-01-15 22:48 |
雪景色
e0087225_19381626.jpg 関西は昼前から雨が雪に変わり、あちこちすぐに積もりはじめた。私にとっては去年の東京から一年ぶりの積雪だ。暖かな都内と違ってあっという間にどこもかしこも白く変わっていく。
 用事があったので大阪に出て、夕方空が晴れて来た頃に自宅へ戻ると、雪は跡形もなくなくなっていた。やはりこの辺りは思い切りよく雪は降るが積もる事は少ないのだろう。少しがっかりした気分で家に戻った。
 ニュースでは関東地方でまだ降り続く雪を映している。ちょっと羨ましいと思いつつ、去年の朝の凍結を思い出して大変だと同情する事しきり。
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by marshM | 2013-01-14 19:52 |
底冷えの街
e0087225_1983532.jpg 今住んでいる町に越してくる時、冬は「底冷えするから大変だ」と言う話を聞いた。「底冷え」とはあまり聞き慣れない言葉だったので、いったいどういうものかどこか心の中で冬を待ち望んでいたような所もあった。
 所詮どこにいても冬は冬、寒い事に変わりはないと思っていたのだが、いざ冬になってみると、強い北風が吹くわけでもないのに体の芯まで冷える。毎日の事だから気がつかなかったが、夕方表に出て「そう言う事か」と一人納得してしまった。
 底冷えの街は今日も明るい陽が差しているのに芯まで冷える。
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by marshM | 2013-01-11 19:19 |
雨の理想郷
e0087225_1915772.jpg そう言えば、今年の夏は何度も水田地帯を通り過ぎたが、アマガエルの姿を見なかった。地味な色のカエルは掃いて捨てるほどいたが、あの緑色の小さな姿を見かけなかった。
 今年の夏は時間を作ってアマガエルを探しに行こう。少し山に近い所まで遠征すれば、どこかにまだアマガエルの理想郷が残っているかもしれない。
 寒さに凍える日の少しばかりの現実逃避。
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by marshM | 2013-01-09 19:09 |