カテゴリ:食( 145 )
復活する記憶
e0087225_22422894.jpg とある縁で大阪にあるイタリア料理店で食事をする事になった。インターネットでその店を調べると、そこそこの値段でそれほどメニューは多くない。日本にあるそこそこのイタリア料理店ではがっかりさせられる事が多かったので、果たして今度はどんな店なのか、期待と不安が入り交じる。
 結論から言うととてもおいしい料理を出す店だった。イタリア人が「本国で食べるよりもおいしい」と言ったのもうなずけるほど。いったい何が違うのかわからないが、塩やオイル、食材の薫りから味まで、目を閉じるとイタリアの風景がスッと思い出される懐かしい味なのだ。
 日本料理は日本で食べるのが一番、イタリア料理はイタリアで食べるに限ると思っていたが、その南イタリアをイメージした店はオーナーからして陽気なナポリ人、日本にいながらにしてイタリアを感じる事が出来たのは望外の出来事。聞くと食材はほとんどは本国から取り寄せているとか。高給イタリア料理店ならいかにもありそうな事だが、それにしてはその店は大変リーズナブル。
 イタリアでは復活祭が終わったばかり。遠く離れた日本でも美味いイタリア料理の記憶が復活した春の宵。
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by marshM | 2013-04-03 22:43 |
美味しい物を食べてる?
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 キウイの実を一口食べたら、味がしなかった。本来キウイは苦手なのでなるべく食べないようにしているのだが、その苦手な味がしないというのも不思議な物だ。甘くも酸っぱくもない、ただ水っぽい果物はそれだけで不味い。
 最近冬に出回る蜜柑は甘さの強い美味しい蜜柑が多い。いつどこで買ってもほとんどハズレがない。私の子供の頃は出始めの蜜柑と言えば酸っぱい物だったが、今では酸っぱさなど微塵もない。
 本当に美味しい物とは何なのだろう。ただ甘い、ただ辛い、ただ旨味が多い物が本当に美味しい物なのだろうか?
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by marshM | 2013-01-21 23:06 |
プンパーニッケル
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 最近うちで朝食によく食べるようになったのがプンパーニッケル。ライ麦を使ったパンだが、粉を練ってふくらましているのではなく、見た感じライ麦がそのままの形で残っているおむすびのようなパン。食感はかなりモッチリとしていて、クリームチーズと相性が良い。チーズコーナーにクラッカーと一緒に置いてあるのをよく見かける。
 ライ麦パンと言ってもライ麦を配合した食パンのように香辛料のような癖のある味と香りは控えめ。ただ、製粉をしていないので歯の隙間に色々詰まって歯磨きが大変な事になるのが玉に瑕か。
 見た目はちょっとアレだけれど、とにかく味と食感は一度食べるとやみつきになる。そして栄養価が高くてドイツ軍が軍用食として取り入れたという情報を持ってきたのはうちのカミさん。そんなカミさんにもちょっとビックリ。
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by marshM | 2012-11-10 19:11 |
本当の味
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 関西と言えばタコ焼きである。大阪はアメリカ村ではじめて焼きたて熱々のタコ焼きを食べた時は、今まで関東の屋台で食べていた作り置きのタコ焼きにすっかりだまされていた、と感じたものだ。
 関西と言えばタコ焼きだが、関西のタコ焼きが全て美味しいわけではない、と言うのも事実だ。先日いかにも美味しそうな店構えのタコ焼き屋で、目の前で作ってもらったタコ焼き、生地にダシの味が全く感じられなかった。
 関西はダシ文化。醤油の色が薄いから薄味と思われがちだが、その分ダシと塩がしっかり効いているのが関西の味。ソースをかけなくても美味しく食べられるぐらいでないと美味いタコ焼きとは言えない。
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by marshM | 2012-11-02 21:58 |
ニンニク担当
e0087225_2345896.jpg 我が家では主にニンニクとタマネギのみじん切りは私の担当だ。我が家のレシピにはニンニクのみじん切りはよく使われるので、最近私のみじん切りテクニックもプロ並みに早くなってきた。
 最初はふざけて派手に音だけ小気味良くたてて、実際にはこれっぽっちも切れていなかった。これが続けるうちに型が出来て来るというか、ちゃんと切れるようになってきたのだ。今では最初から最後まで同じリズムでちゃんと切れている。もちろんスピードもある。
 たかがニンニクのみじん切り、されどみじんはニンニクだけにあらず。ちょっと料理が面白くなってきた。
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by marshM | 2012-10-26 23:12 |
好きなのに・・・
e0087225_18411033.jpg 秋が来て、稲やブタクサの花粉が飛び回っている事は、自分の敏感な鼻でわかっていた。そう、秋の花粉症、アレルギーである。
 所が最近、花粉以外に季節にかかわらずアレルギー反応を引き起こすらしいものを見つけてしまった。おやつや酒の肴にポリポリと食べていたピーナッツ、まとまった量を食べるとどうも喉の調子が悪くなるのだ。気のせいかと思って連日同じぐらいの量を試してみると、やはり喉が腫れぼったくなる。これはどう見てもアレルギーだろう。
 好きな食べ物にアレルギーがあった、もしかすると今後大量に摂取する事によって身の危険すら及ぼすかもしれない、などという事態が起ころうとは想像もしていなかった。好物が一つ消えてしまうのは少し寂しいが、考えてみたら美味しく食べられるものは全て好物なのだ。まだまだアレルギー物質が10種類ぐらい増えても全然問題無いのだ。
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by marshM | 2012-10-22 18:49 |
ダイエットの友
e0087225_104363.jpg 病気ではないのだが、糖質制限ダイエットをしているために、糖質フリーのレトルト食品を何種類か買ってみた。これがまたなんと言い表したらいいのか、とても残念な味なのだ。
 一番ましな和牛ビーフカレーは値段も張るだけあって上質な肉を使っている。肉は美味いのだが何かが足りない。ソースや醤油を足してみたが、やはり何かが違う。一番効果的だったのは塩。塩をしっかり利かせると、大分ましな味になった。
 糖質制限メニューというのは普通糖尿病の様な食事療法を行わなくてはならない人たちのためにあるのだろう。果たしてそういった人たちが塩分も控えめにしなくてはならないのかどうかは知らないが、塩が利いていないと味が引き締まらない。そして食べ終わる頃に決定的な不足分に気がついた。カレーと言いながらスパイスの量が全く足りないのだ。
 通常欧風カレーと言えば玉葱や小麦粉でルーを作るから、これを省くのは当然うなずける話だ。しかしカレーに必要な各種調味料が足りないのはいただけない。これなら普段うちで作っているカレーのほうがよっぽど糖分が少なくおいしいメニューが作れるのではないか、と思うのは身びいきが過ぎるだろうか。
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by marshM | 2012-01-29 23:59 |
昼の顔
e0087225_1542391.jpg 事務所に通うようになって早1年以上が経った。その間お昼ご飯に通う店を色々試してみたが、大体定番が決まってきた。その基準はもちろん安くておいしい店なのだが、中には多少高くても、それほど取り立てておいしいという事は無くても通う店が何軒かある。そこは決まって元気なおばちゃんが切り盛りしている店なのだ。
 ヨーロッパのレストランやカフェ、バールなどはテーブルやカウンターの担当が決まっていて、流行っている店には必ず名物オヤジが切り盛りしている。控えめに笑いさりげなく気配りをするサービスのプロフェッショナルだ。気持ちよく食事ができればそれが香辛料となり、多少風采の上がらない料理でもおいしく思えてしまうものだから面白い。
 ちょうどヨーロッパの名物親父と同じ位置に日本のランチタイムのおばちゃんたちがいるのではないかと思う。初めて入った客でも気さくに常連のように話しかけ、混雑した客たちを笑顔でさばいていく。何も昼の定食屋に限らず、飲み屋やバーにも同じようなサービスは存在するのだが、あわただしい昼ごはんの時間こそこう言った存在が光って見えると思うのだ。
 さて、明日はどこの店で昼ごはんを食べようか。
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by marshM | 2011-12-15 23:59 |
伸縮自在にあらず
e0087225_1402133.jpg 自慢するほどでもないが、私は大食いである。常々、ちまちま食べていたのでは彼の美食大国イタリアのフルコースを完食することはできないと日々の精進を欠かさなかった。なにせアンティパストから肉である。プリモピアットにパスタかリゾット、セコンドでガッツリと肉か魚、ドルチェはたっぷり山盛りなのだ。ざるそば一枚で満足していたらイタリア人には勝てないのだ。
 そして、いざイタリアに行って確かにイタリア料理の醍醐味を楽しんだ。これでもかというくらいに楽しんだ。その結果が目も当てられない体重増加。それはそうである。若い頃ならいざ知らず、年とともに新陳代謝が落ちてくれば、無茶振りはそのまま体に響いてくるのだ。
 最近意識して食事の時には少な目を目指している。毎回の食事量を少なくすればその分胃が縮まり、満腹感が早く訪れる。余分なカロリーを取らなくてすむという算段だ。それでもやはり、再度イタリアにいくことがあれば限界に挑戦とばかりに食べまくるに違いない。それだけイタリアの食には魅力があるのだ。だがそのためにまた胃を鍛えなくてはなどとは考えない。いざとなればシチリアワインと生ハムとフォルマッジオのパニーノがあればとりあえずは満足なのだから。
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by marshM | 2011-11-26 23:59 |
気密ハッチ
e0087225_22392.jpg 最近のマンションタイプの物件は気密性が高くて、湿度が高いときは気をつけたほうが良いとは聞いていたが、これほどとは思わなかった。
 というのは、窓を閉めて換気扇を回すと、室内の気圧が下がって玄関扉が重たくなるのだ。かなり体重をかけて押し開けると、SF映画でよくある宇宙空間に出るときのハッチのような音がするのだ。それだけではない。エアコンは異音を発し、閉めた窓のわずかな隙間から空気が流れ入ってくる甲高い音が微かにする。通常気圧差があっても普通に開くはずの横スライド式のベランダ窓さえ、圧力に押されて開きづらくなるのだ。
 その昔高層マンションが流行り出した頃、高層に住む事による体への影響が取りざたされていたが、密閉式のマンションが体に及ぼす影響がそろそろ論じられてもいい頃なのではなかろうか。私としてはSF的に気分が盛り上がって嫌いではないのだが。
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by marshM | 2011-10-28 23:59 |