カテゴリ:生( 237 )
病人
e0087225_17134035.jpg 風邪をひいた。熱が出る風邪はずいぶんと久しぶりの事だ。
 体がだるくてぐったりしていると、我が家の猫たちが心配そうに寄り添ってくる。「何かいつもと違う!」「なんで遊んでくれないの?!」「寒いから暖めてあげる!」と、人語をしゃべるわけではないがあたかもそんな風な態度をとるのだ。
 だからといって猫たちが大人しく病人をそっとしておいてくれるわけではない。あっちこっち駆け回っては餌を食べ、臭いウンコをする。一晩ぐっすり休んで熱も下がったが、あれこれ世話に追われるうちにまた熱が上がってきそうだ。
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by marshM | 2012-12-02 17:27 |
冬の白鷺
e0087225_2226546.jpg 私の住んでいる地域は水田の多い平坦な土地で、近くを流れる川にもたくさんの魚が潜んでいる。餌が豊富なおかげで野鳥も多く、とりわけ白鷺を見る機会が多い。ここへ来てはじめて白鷺の群れる姿を見た。
 冬晴れの、日差しは暖かくとも風の冷たい一日。見上げるとその姿には不釣り合いな濁声を発しながら空を舞う白鷺。このあたりの白鷺は平気で電線の上にも留まる。眺めているとベランダの目の前にあるビルの広告塔の上に一羽が留まった。
 冷たい青空の所々に流れてくる雲は厚く、ダークグレーの背景に西日を浴びた白鷺はなかなかに神々しく輝いていた。しばらく寒さを忘れて見入った。
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by marshM | 2012-11-27 22:33 |
深秋の攻防戦
e0087225_18422262.jpg 今夜から寒気団の南下で気温が低くなるらしい、と言う天気予報を聞いて、あわてて観葉植物たちを家の中にしまい始めた。
 観葉植物、つまり緑の葉っぱが家の中にあると大喜びするのがウチの草食系女子、キジ猫のルーだ。目を輝かせて寄ってくる。ちょっと目を離しているうちに、島クワズイモの新株とバルタン星人似の葉はすっかりかじられて丸坊主になってしまった。
 ビニール袋をかぶせたり、壁を作ってみたり、山脈の最高峰に置いてみたり、猫たちと観葉植物の戦いは終わりがない。これで大丈夫と安心しても、奴らは思いも寄らぬ方法で飛びつくのだ。
 冬の寒さは屋内でしのげるが、春が来るまで今ある葉が保つかどうか、微妙な所だ。どうしたものか悩みはつきない。
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by marshM | 2012-11-13 18:50 |
草食系女子
e0087225_23205070.jpg うちの猫たちの中で、一番最近やってきたキジ猫のルーリ、やせっぽちのルー。食が細い上に栄養価の高い仔猫用の餌を嫌がるので、いつまでたっても体が大きくならない。一番大きいプスは臭いの強い仔猫用の餌をどうにかして横取りしようと狙っているのだが、ルーは臭いで判断をしているわけではなさそうなのだ。
 そんなルーが家中何処にいても飛んでくるのが朝のサラダを作っている時間。人間用のサラダに使うローメインレタスやルッコラがどうしても欲しいらしい。猫たちはみんな葉っぱが好きで、観葉植物などいつの間にか食い荒らされてしまうのだが、ルーのサラダ好きはちょっと尋常ではない。一欠片食べさせると際限なく次をくれと鳴き始めるのだ。
 偏食の激しい末っ子のルー。どこかで聞いたような、何処の世界でも末っ子の性格は似たり寄ったりというと言う話。
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by marshM | 2012-10-28 23:31 |
レモンの収穫
e0087225_22475229.jpg うちのベランダで栽培しているレモンの木、結局何が悪かったのか最後に残ったのは実が二つ。それも、一つは小さいうちに黄色く熟して落ち、残る一つは皮がはじけて中が見えている。夏場の高温多湿なベランダ環境が合わなかったのだろうか。
 できが悪いのでレモンらしい絵になる使い方は望めない。せいぜいレモン汁をとって料理に使うぐらいが関の山。せっかく収穫を楽しみに苗を買ったのに、なんだかとてつもなく損をした気分だ。
 来年、春に肥料をやり直して、ちょっとばかり風通しの良い所で気を遣って育ててみよう。地中海の気候を想像しながら。
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by marshM | 2012-10-24 22:54 |
秋のジレンマ
e0087225_18473484.jpg 私がインテリアショップや花屋で一目惚れして持ち帰ってくる観葉植物は、葉っぱがなかったり耳がとがってたり、妙な形の物が多い。それほどまめな性格ではないので、暑すぎたり寒すぎたりすると枯らしてしまう事が多いのだが、それでも相性の良い植物はしっかりと生長してくれる。
 私が気に入る観葉植物はうちの猫たちもお気に入りらしい。すくすくと育つ葉がある日虫食いのように穴が開いたり欠けていたりするのは、うちの猫たちが噛み切ってしまうせい。昼間目を光らせているうちは大人しくしているが、人間たちが寝静まった後、どんなに届き辛い所に置いておいても食べられてしまう。
 とうとうお気に入りの一つは背の高い食器棚の上に追いやられた。それでも外のアスファルトの反射光で細々と生きながらえてきたのだが、ここのところ成長が止まってしまった。季節のせいなのか場所のせいなのか、原因はわからないのだが、日だまりの中猫と一緒に置いておく訳にはいかない。過ごしやすい季節のちょっとしたジレンマ。
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by marshM | 2012-10-11 18:57 |
夏が終わっても
e0087225_1142484.jpg 南向きの窓から差す太陽の光が日に日に部屋の奥へと伸びていく。太陽の角度が浅くなれば太陽光が通過する大気の長さも長くなり、その分熱量も減ってくる。風向きが変わり最高気温が下がれば今までだれていた猫たちも活発に動き出す。
 梅雨の合間に拾ってきたルーはまだ3ヵ月ほどのやせっぽちなキジ猫。あまりにガリガリに痩せているので獣医に相談してみたが、特に病気らしい症状がないので餌を変えて様子を見る事になった。
 幼いうちに親と別れたせいか、ルーは甘えん坊。最近甘えの度合が加速して、寝ている私の胸の上に居座ってゴロゴロ言い出す。太陽の熱量が減ったとは言えまだまだ蒸し暑い夜に、小さな湯たんぽを抱え込むのはちょっとばかりしんどい。
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by marshM | 2012-09-10 11:53 |
夜の集会は居間
e0087225_18452932.jpg 我が家の飼い猫のアズキ、生後11ヵ月(推定)。短毛の割にふわふわの白い毛を持ちながら、所々に小豆のような斑点があるのでアズキだ。
 彼女はお調子者で甘えん坊。呼べば飛んでくるし、いつもなにやらウニャウニャ話していて、呼びかけるとなんだか会話が成り立っているかのように錯覚する。少しばかり体が弱くて食も細いアズキは、ごはんの間そばに人がいないと落ち着かないらしい。カリカリ餌が出ているのがわかっていても、一緒にいてくれと誰かしらの所へ呼びに来る。尻尾を持ってやると安心して食べ始めるのだ。
 新参者のルーが馴染むかどうかと心配していた頃、何かと遊び相手になっていたのがアズキ。仕舞いにはへとへとになってひっくり返っていたが、近頃はお互い距離感もつかめてきたらしく、姉妹のように連れ立っている。ペットとして飼い始めた猫たちだが、次第に家内コミュニティーを形成しはじめたようだ。
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by marshM | 2012-08-29 18:58 |
誰を呼ぶ声
e0087225_1838357.jpg 最初にその声を聞いたのは小雨降る夕方。出先から戻り階段を上ろうとするとどこからか子猫が母猫を呼ぶ声が聞こえた。横浜で地域猫の親子を餌付けした経験から、間違いなく母を呼ぶ声だと思った。その時は疲れてもいたので気に留めるだけでやり過ごした。
 その日の夜、寝付けず布団の中でインターネットを見ていると、やはり子猫が母猫を呼ぶ声。声の反響からしてどうやら一階駐車場のあたりではないかと思うのだが、わざわざ布団から抜け出して見に行くのは億劫でいつの間にか眠ってしまった。
 次の日、昼間にかすかな鳴き声。なんだか少し元気がない。雨も小降りになったので見に行ってみるが、人の気配を察知したのか鳴きやんでしまった。
 そしてその日の夕方。カミさんと出先から戻ると、確かに駐車場から鳴き声が聞こえている。こちらからも猫の鳴き声をまねして呼びかけると、ハッキリと答えが返ってきた。駐車場の放置された車のエンジンルームの中。鰹節を家から持ってきて誘うと、小さなキジトラ猫がひょこひょこ這い出してきた。
 3ヵ月にも満たないだろう、まだ乳離れをして間もない仔猫。この地域は生ゴミの管理がしっかりしているからおいそれと手に入る食べ物はない。その呼び声に答えてやらなかったらどうなっていただろうか。
 こうして私たちの元にやってきたキジトラのルー。現在は伝染病の発症を確認するために隔離中。元気でやんちゃな家族がまた増えてしまった。
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by marshM | 2012-07-06 18:55 |
無惨
e0087225_19571648.jpg 我が家のレモンの木に住み着いたアゲハの幼虫がサナギになってからもうかなり経った先日、どうなったかと確認しに行ってみると、サナギには小さな穴が開いていた。羽化した穴ではない、とても小さな穴。その穴からはコバエのような羽蟻のような小さな虫がたくさん出入りしていた。どうやら寄生虫にやられてしまったらしい。
 自然はまさしく弱肉強食。どうしようもない事なのだが、レモンの葉をモリモリ食べるのをハラハラしながら見守ってきただけに、結構ショックを受けてしまった。自然がまだたくさん残るこのあたりで、何故うちの子なのか。全くどうしようもない事なのだが、期待していただけになんだかやりきれない。
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by marshM | 2012-06-28 20:06 |