カテゴリ:煙( 28 )
残り香
e0087225_23154289.jpg 午前中にのんびりとパイプを燻らした後、昼ご飯はカレーであった。パイプを燻らせた後、口ひげにほんのりと残るパイプ煙草の甘い香りが楽しみの一つなのだが、香辛料をきかせたカレーの香りにはかなわない事に気が付いてしまった。ほんの少し損をした気分。通りでインドの煙草は香りがきついわけだ。



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by marshM | 2010-03-07 23:21 |
煙る空
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 霧のような雨のような、厚い雲の下を歩いていればいつの間にか上着が濡れているのに気が付くような、そんな天気の昼下がり。風がないので陽が差さなくてもそれほど寒くはない。
 ベランダの狭い軒下にパイプとコーヒーと分厚い本を持って出る。寒さに震えることなく活字を目で追っていると、いつの間にか時間が過ぎている。丁度くわえているパイプに詰めたパイプ煙草のターキッシュの旨味のように、目を上げて優しく映る雲の濃淡のように、濃密な時間が過ぎた。



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by marshM | 2010-03-06 23:46 |
甘煙甘酒
e0087225_0441921.jpg 朝から細かい雪が降る寒い一日。昼過ぎには雨に変わったが、時折氷の粒が混じって地面に落ちるとしゃりしゃり音を立てる。
 そんな寒い日にもかかわらず庭でパイプ煙草に火を点ける。「こんな寒い日にもパイプするの」と笑われるが家の中が禁煙なのだから仕方がない。文庫本を開き小一時間座っていると体の芯まで冷え切ってしまった。
 部屋に戻って仕事の続きをしているとカミさんが甘酒を持ってきてくれた。ちょっと多めに生姜を入れた甘酒は、冷えた体を生き返らせてくれた。



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by marshM | 2010-02-13 23:59 |
狼煙を上げろ
e0087225_23431842.jpg 月曜上げの仕事がペンディングになって久々に訪れた心の安息日曜日。だがしかし、こんな日に限って天気は悪い。ひさしの下に身を縮めて煙をたなびかせても、なんだかちょっと美味しくない。
 パイプの煙は青空の広がる日陰でのんびりとたなびかせてこそ美味しい。本当はクーラーの下閉め切った屋内でくゆらせるともっと美味しい。青空の下でも屋根の下でも美味しいのなら、雨に囲まれても美味しい物は美味しいはず。気持ちさえのんびり構える事が出来ればどこでも美味しいのだ。
 仕事はぽっかり空いたが何かと気ぜわしい一日、週明けにまたしきり直して美味しい煙を立ち上らせる事にしよう。


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by marshM | 2009-08-02 23:42 |
パイプの秘密
e0087225_0304158.jpg そもそもPesaroを滞在地の一つに選んだのは、お気に入りのパイプ作家とのメールのやりとりからだった。インターネットで選んだパイプの感想をカミさんに頼んでイタリア語訳してもらい、しばらくやり取りをした後ちょうどイタリア旅行を計画していたので工房を見学させてもらえないかと頼んだところ快諾してくれたのだった。
 そのパイプ、Le Nuvole の Maurizio Tombari が作り出すハンドメードの作品が気に入ったのは、そのシェープのユニークさが一番にあげられる。そもそもパイプというのは嗜好品であるタバコ葉をくゆらせるための道具に過ぎない。道具であるからにはよりおいしい状態で煙を口にまで届ける機能に優れている物が一番であり、その他をそぎ落とした機能美という物も存在する。しかし、私にとって道具とはそれ以上に楽しみとしての美しさも無ければならないと思っているのだ。嗜好品を扱う道具ならなおさらである。
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 パイプの歴史は古く、ヨーロッパで発祥した初期の物にはクラシックシェープと言った基本形の物が存在する。その後台頭したのがダニッシュ・ハンドメードと呼ばれるデンマークのパイプ作家達が自由な発想を元にして古きにとらわれず作ったパイプだ。そして、それに対抗するように盛り上がってきたのがイタリアのハンドメードパイプ。その中でもMaurizio の作るパイプはクラシカルな基本を踏襲しつつユニークなモチーフを加味して、美しく、時にはコミカルなパイプを形作っている。
 今回Pesaroを訪れ、Maurizio本人に会ってそのパイプの秘密の一端が理解できたような気がする。彼の住む場所はロッシーニの生家がある街の、その中でも一番古い1700年代に造られた建物が今なお残る一角だ。忘れてならないのはパイプのデザイン原案を担当する彼の妻Stefania。穏やかで優しく良く気が付く彼女あってのLe Nuvole なのだろう。彼らのライフスタイルはシンプルで洗練され、そして常に創造と共にある。
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 Pesaro滞在中はMaurizioとStefaniaに数人の友人を紹介してもらった。彼らもまた気の置けない仲間達で、週末になるとどこかしらで集まっているらしい。歴史と生活と交友、全てが彼らのパイプを形作る源となっているのだろう。その一部に触れる事ができ、少しの間でも仲間にはいる事ができたという事は、私にとって今回のイタリア旅行中一番の宝物だった。


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by marshM | 2009-05-03 23:59 |
春の宵
e0087225_23551224.jpg 久しぶりの晴れ間にもかかわらず、一日中家の中で仕事をこなす。外に出てパイプでもふかしたらさぞ気持ちよさそうだ、という気持ちがいつまでも心にまとわりつく。
 夕食後、たまりかねてパイプを持ってベランダに出ると、風のない夜空はさほど寒くもなかった。いつの間にかじっと煙をたなびかせていても手がかじかまない季節がやってきたのだ。こってりと甘いパイプ煙草にスパイシーなラムがあるだけで、なんだか幸せな気分になってくるのだからお安い物だ。




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by marshM | 2009-03-05 23:53 |
ベランダスモーカーの悲喜
e0087225_3151588.jpg 朝から雨が降ったり止んだり、かなり気温が低い。前日のポカポカ陽気と比べたら何度ぐらい気温差があるのだろうか。そんな日でもめげずにちょいとベランダでパイプを一服。
 一概にパイプ喫煙を好む人は、秋から春の乾燥した涼しい季節の方がパイプが美味くなる、と言う。パイプというのはツツジ科植物の根から削りだした物で、より乾燥している方が味のある煙を送ってくれるというのだ。それに増して、暑い夏よりも涼しい季節の方がパイプを熱くしなくて済むと言う。熱くしてしまうと煙の成分が変わってしまって、舌に雑味を感じてしまうのだ。
 ところが私にとってパイプにうれしい季節は、梅雨を除いた晩春から早秋にかけて。ことベランダスモーカーにとって気象状況は過酷なのだ。熱い日差しなら除ける事ができるが、雨や寒風は除けようがない。穏やかで暖かい日が一番なのだ。
 「穏やかな暖かい日」。文字にするとなんだか縁側に座る爺さんみたいな印象がある。早い所一発当ててスモーキングルーム兼アトリエ付首都近郊一戸建てでも持ちたい物である。・・・宝くじで。


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by marshM | 2008-11-27 23:59 |
思春期
e0087225_11573555.jpg 毎日毎日頭の中は明けても暮れてもパイプの事でいっぱいである。パソコンを立ち上げたら15万のパイプが売れていないかチェックし、暇を見てはあちこちのサイトで新作をチェック。切りがない。
 何事もタイミングという物が大切だ。理想的な女性に出会う時に限ってついこの間別の娘と付き合い始めたばかりだったり、双方準備OKでデートに誘おうにも経済事情が反対意見を唱えていたり。出会う時と相手と懐具合、パイプも同じ事なのだ。
 念のために断っておくが、毎日女の子を物色しているという話ではない。理想的なパイプを求めて常に網を広げているという話だ。買える状態にある時にベストな物を手に入れる。だから毎日頭の中は明けても暮れてもパイプの事でいっぱいなのである。まるで思春期の中学生が女の事で頭がいっぱいのように。
 ・・・だから、断っておくが女の話ではない。欲しいパイプが数本あるが決め手がないという話だ。この性格、何とかならないもんだろうか。


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by marshM | 2008-11-10 23:59 |
デイリースモーク
e0087225_0315494.jpg うちのカミさんがなんだか変なことを言い出した。煙草の匂いが大嫌いな彼女が「パイプ、吸いたいんなら毎日吸ってみたら良いんじゃない?」などと言い出すのである。いや、特に当てつけがましくとか皮肉たっぷりとか、そんな雰囲気は微塵もない。どうしたことだろうか、出張中に何か良からぬ事でも吹き込まれたのだろうか。
 落ち着いて考えてみると、その後に何か言葉が続いていたような気がする。「週末に限定しているから四六時中パイプのことばっかり考えている。」とかなんとか。非常に曖昧だが、なんだか聞き直すのは非常に微妙なのだ。
 私は特に恐妻家というわけではない。カミさんの顔色をうかがっていてはせっかくの嗜好品が不味くなってしまう。しかし一つ屋根の下に住んでいるのだから、お互い譲り合い認め合う部分がなければ夫婦というのは成り立っていかない。どちらかが一方的に押さえつければ、相手は水面下でストレスを溜めていくのだ。
 さて、今日は仕事で忙しくて一服する暇はなかったが、明日は昼飯の後にパイプの時間をもうけてみようか。しかし彼女は一体どういうつもりで「毎日吸ってみたら?」と言ったものだろうか。悩みながら煙をくゆらすのも精神上よろしくない。良いと言っているうちはのうのうと吸うことにしようか。


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by marshM | 2008-11-05 23:59 |
連休前
e0087225_3215327.jpg 打ち合わせの日程を調整するためにカレンダーをめくってみると、今週末世間は三連休らしいことに気がついた。と言ってもフリーランスに暦はあまり関係ない。案の定連休の真ん中、日曜日に打ち合わせが入った。
 ボーナスもないし暦通りに行かなくても、その代わりに平日休みを取ることができるのがフリーランスの良いところ。明日は週末用にパイプ煙草の買い出しに行ってこよう。


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by marshM | 2008-10-30 23:59 |