赤の理由
e0087225_274610.jpg 旅行用のハードタイプスーツケースを選んだ時、ネイビー・ゴールド・ワインの三色の中から私が選んだのは少し渋めのワインレッドだった。それを見てうちのカミさん、ちょっと意外そうな顔をした。私はネイビーブルーを選ぶだろうと思ったのだそうだ。
 占いや心理ゲームで好きな色を選べと言われると、私の場合甚だ困る。仕事柄、いや、仕事にする前からどの色も全て好きだったからだ。そのために色の使いすぎで失敗した事も多い。かといって全くこれだと言った色がないわけでもない。注意深く記憶をたどってみるとある色が浮かび上がってくる。
 美大の予備校に通っている頃、同じ予備校生に赤を印象的に使う人がいた。その人の絵は赤を引き立てるために全ての色が使われていた。あの頃、毎度仕上がる度に全員の作品を並べて講評する中で今でも覚えている自分以外の作品はそれ一枚きり。それほど色の使い方に嫉妬したのか、赤を好きだという気持ちにあこがれを抱いたのか。おかげで色の引き立て方という物が少しはわかったのだが。
 人生の所々で思いもかけない所に現れる赤。ではやっぱり赤が好きなのかと問われると、海の蒼や萌える緑も大好きなのだ。一概にこれが一番という事は難しい。でも一つだけ、一番緊張するのは光沢のない白である事は確実だ。


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by marshM | 2009-03-21 22:59 |
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