イタリア人パイプ作家の工房に見学へ行く、そのためにはお土産を用意しなくてはならない。果たして親日家かどうかわからない元画家のイタリア人が何を好みとするのかさっぱりわからないままに、取り敢えず日本的な物を求めて谷根千へと行ってみた。
「谷根千」とは、谷中・根津・千駄木エリアの事だそうだ。古い町並みが戦争で燃えることなく残り、下町情緒と人情が残る街。ステンドグラス工房で猫の散歩を押しつけられたり、何故かアフリカ雑貨を買い込んでみたり、あっちへこっちへと寄り道したあげくにたどり着いたのは、千代紙の専門店。 スペインはグラナダのアルバイシンの丘にはアラブ人街があり、その天辺近くにイスラムや宮殿の装飾をモチーフとしたリトグラフを並べる画商が店を出していた。そこで私が手に入れたのは、イスラムの青とダビデの星をかたどった単純な幾何学模様の作品。額に入れて居間に飾るとなかなか良い雰囲気を出してくれている。 千代紙には古く武将が甲冑の下に付けた着物の柄を取り込んだ男性的な模様の物がある。ブルーの淡色に白と黒で抜かれた模様は波間に兎の図。繰り返しのパターンの中に細かな波模様が見る目を飽きさせない。これをお土産にしたら、面白く感じてくれるのではないだろうか。手彫り手刷りの千代紙は、下手なリトグラフよりも味があふれているのだから。その成り立ちを説明するのはカミさんの役目だが。 ↑ポチッとよろしく。
by marshM
| 2009-03-11 23:14
| 楽
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