地殻が流れるようにゆっくりとして
e0087225_13285346.jpg 久しぶりに実家に行ってきた。たいした距離ではないのだが、これと言った口実がないとつい足が遠のいてしまう。学生時代に自転車で駆け抜けた街には少しずつ変化があり、大きな自動車工場が丸々ショッピングモールになっている。週末はかなり人出があり、昔うらぶれた工場街だったとは思えない賑わいだ。
 郊外型巨大ショッピングモールが近頃あちこちにできるのは今時のマイカー世代の暮らしぶりを象徴している。家族連れやカップルで乗り付け、週に一度のショッピングや外食を楽しむ。何年か前なら都内に行かないと無かった店舗がこぞって支店を出しているから、手軽に密度の高いショッピングを楽しめる。だが、その反面モールに押されて地域の商店街がポツリポツリとシャッターを下ろしているのは、捨て置けない現状なのではないかと思う。
 世間では高齢ドライバーによる事故増加を問題視している。少しでも運転に自信がなくなったら免許を返納することが推奨されているが、歩いて行ける範囲に商店や病院がないと、いくら高齢者パスが出る公共交通機関があるとは言え便利を考えたら元気なうちは車は手放せないという気持ちもわかる。何とも宙ぶらりんで不安な交通社会だ。
 平日の昼下がり、ショッピングモールの駐車場に大型RVやバンで乗り付ける若い主婦の運転はかなり危なっかしい。自転車で近所の商店街に乗り付ける感覚で運転する若い家族が、数十年後、車に紅葉マークを貼る頃に街のあり方はどうなっているのか。本気で考える事が必要な時期なのではないだろうか。


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by marshM | 2009-02-28 23:59 |
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