落葉樹の理由
e0087225_334277.jpg 高架を走る鉄道から街を眺める。線路沿いにある大手飲料メーカーの自社ビルの周りには余裕を持った敷地があり、小さな並木道が玄関へと続き、同じ樹がぐるりと周りを取り囲んでいる。走る列車の中からでも一目で同じ樹だとわかるのは、全てが葉を落として裸の枝を見せているからだ。
 自分が自由に設計を任されたとしたら、たぶん広葉常緑樹を植えるだろう。窓の外へ目を向ければ優しい緑が目にはいるからだ。しかし、お金をかけて設計しただろう大手企業の敷地がなぜ落葉樹で囲まれているのか。眺めているうちにはたと思い当たった。
 背の高い落葉樹の利点は、夏は強い日差しを遮り、冬は葉を落として弱い日差しを地面まで届かせる事にある。ぐるりと建物を囲むのだから、寒い季節に窓から暖かな日光が入れば暖房費の節約にもなる。
 とは言うものの葉を落とした落葉樹の並木はなんとも寂しい印象を与える。ポイントとして常緑樹を植えれば良かったのに、と余計なお節介が頭をもたげるのだ。


↑窓際は眠くなるしね。
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by marshM | 2009-01-27 23:59 |
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