秋雨そぼ降る
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 朝からそぼ降る雨が続く日曜日はこの冬一番の寒さ。庭の軒下でパイプをくゆらしていると昼間だというのに手がかじかんで全身に震えが来る。こんな時に限って大降りのパイプにたっぷりとパイプタバコを詰めていたりするから始末が悪い。文庫本を持つ手が血の巡りが悪いためにだんだん重くなる。
 近所の野良猫たちは寒くなって顔を出さなくなったのか、どこかに貰われていったのか、姿を見る機会が少なくなった。それでも決まって顔を出すのが茶トラの子猫とそのお母さん。茶トラは少し人見知りするくせに餌をねだって煩いのであまりかまう気がしない。気を許すとどこにでも入ってきて植え込みを掘り返す。それに比べて庭の片隅にいつの間にか黙って座っているお母さん猫は、ついつい餌をやりたくなるのが困った物だ。パッと見は薄汚れたような柄だがよく見るとなかなか器量良しで、最近はすっかり慣れて気持ちよさそうに背中をこすりつけてくる。
 本当の野良猫ならうちで何とかしてやろうかとも思うのだが、ちゃんと餌をやっている家があるので手の出しようがない。せめてたまにうちの怪獣の残り餌を分けてやるだけで我慢して貰うしかないのだ。そんないきさつを知ってか知らずか、うちの怪獣は興味津々にうなり声を上げている。


↑ごろにゃ。
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by marshM | 2008-11-09 23:59 |
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