小春日和の海岸通り
e0087225_15585919.jpg 雨がぱらつく曇り空から一転して小春日和になった昼、所用で訪れた横浜港は昼休みのサラリーマンや観光客、遠足の子供たちで賑わう割に、斜めに差し込む光に満ちた静かな空気に包まれていた。秋が深まると一気に色付く海岸通りの銀杏並木はまだ青々としていたが、地面には実が落ち独特の匂いを放っていた。
 今はどうか知らないが、横浜の中高生にとってデートと言えば横浜港周辺だった。地下鉄やシーバスができる前は桜木町から海岸通りを通って元町・山手へと歩くルートが定番、関内辺りは少し大人びた雰囲気に遠巻きにしていた。大人になり海外も経験して、さて横浜が誇れる物は何かと考えてみた時に、あんなにエキゾチックで歴史にあふれた街が少し色褪せて見える事にとまどいを覚えた。石畳も西洋建築も、本場の歴史にはかなわないのだ。
 少し時間が空いたのでふらりとそこらを歩き回ってみると、それでも東西の文化と歴史を一緒くたにした独特な空間に「ここは横浜だ」と心落ち着く自分がいる。良くも悪くもホームタウンだと言うことなのだろうか。もう少し銀杏が色付いたらのんびり一日歩いてみるのも良いかもしれない。


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by marshM | 2008-11-07 23:58 |
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