夏の居場所
e0087225_1581060.jpg 夕方猫の餌を買いに出ると、西の空は夕暮れ以上に重い鉛色の雲が迫ってくる。雷雲だろうか、しかし雷鳴は耳に届かない。暮れそうで暮れない黄昏の中バイクを走らせる、夏の一日の終わり。
 実家にいた頃はこんな時必ず寄る場所があった。古民家と田んぼの名残を丘がぐるりと囲んで、住宅地や工業地帯から隔絶された地域に小さな商店があって、そこでアイスキャンディーを買って夕暮れを待つ。丘の林からはセミの声、田んぼの跡地にはカエルの声。
 身近にあって時を越えてしまうような特別な場所、あの場所はどうなっただろうか。もうそんな場所は身近に見つからないのだろうか。


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by marshM | 2008-07-25 23:59 |
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