歴史探訪
e0087225_2433077.jpg 今回の沖縄には、実は「沖縄の歴史を知る」という目的もあった。以前サイパンやグアムに行った時にも思ったのだが、リゾート目的で訪れているのに、目の端に太平洋戦争の残骸がいつも引っかかる。既に遠い昔の戦争の記憶は、バカンスに訪れる客にとって通り過ぎてしまっても仕方ない存在になっているのだが、なぜか我々夫妻はそれを無視して楽しむことが出来ないのだ。せっかく短くてもお世話になる土地に、我々の先代が関わった『戦争』という愚かにも重大な事柄が有ったのなら、それを踏まえた上でいいところも悪いところも知るのが筋だ、と思うのは実直すぎるのだろうか。
 そんな目的を『カフェバー・コザクラ』で話したところ、カウンターの内側で手伝いをしている女性が、実はガイドもやっているというではないか。早速1日ガイドをお願いして、沖縄南部地方を中心にざっくりとではあるが歴史と戦跡を絡めたレクチャーをしてもらうことになった。
 朝から晴れ上がり、痛いほどの日差しが降り注ぐ中、アメリカ軍が上陸して苦戦した丘や陸軍・海軍の司令部壕、資料館、ひめゆりの塔、御獄等をめぐると、沖縄の成り立ちや背負っている重荷が少しではあるが形になり始めた。そこから見えるのはいつも人間の、人間社会のエゴや衝突。闇雲に文明社会という積み木を積み上げ続けた人間は、なんと多くのものを犠牲にしてきたことか。
 それでも沖縄の人たちは強く生き続け優しく接してくれる。新たな尊敬の念と共にまた少し沖縄のことが好きになっていくのである。


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by marshM | 2008-07-13 23:59 |
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