空を登る
 月が東の空を隠す大きな木の枝の間を昇ってくる速度は、意外なほど早く見えるのを知っているだろうか。遮る物の何もない天空にポツンといる時は、感じる事が出来ないスピードで夜を刻んでいるのだろうと誤解しているが、細かい枝を梯子にした月はゆっくりと着実にカタツムリの早さで天頂を目指す。
 重い体を持ち上げるのが難儀だと言わんばかりにオレンジ色に顔を染めていた月は、中空にさしかかって楽になったのか、澄んだ青い色に変わって何事もなかったかのように時を止める。
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by marshM | 2008-05-21 23:59 |
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