駅弁とお茶
e0087225_021810.jpg 旅に出れば駅弁とお茶、と言う時代は終わったのかも知れない。ターミナル駅の周辺にはファーストフードやレストランがあふれ、暖かい食べ物をそれぞれの残り時間に応じて選択出来る。新幹線はどんどん速く、遠方まで伸びて乗車時間を短くし、ビュッフェは行く暇さえなく廃止された。
 京都駅で必ず寄るパン屋が閉店してしまったので、楽しみが一つ減ってしまった。帰りの新幹線駅構内で代わりになる物と思い端から端まで歩いたが、高いばかりで美味そうな物がない。もちろん、鯖の押し寿司やニシンソバなど、私の好物も目に止まるのだが、駅構内と言うだけでとんでもなく値段が跳ね上がる。では駅弁はと見ると、どれもこれも美味しそうには見えないのだ。駅弁の質が悪いと言うのではない。どれをとっても創意工夫を凝らしている。どちらかと言えば私の基準が変わってしまったのであろう。
 小説の中、レクター博士は飛行機の機内食に嘆きフォションで折り詰めを作らせたのを印象深く覚えているが、そうまでしようとは思わない。だが、列車が走り出すまで、トンネルを抜けるまで弁当のフタを開けるのを我慢しよう、と考えていたノンビリとした時代は確実に終わってしまったのだな、と感慨に耽る事しばし。


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by marshM | 2008-04-20 23:59 |
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