春雷
e0087225_0385724.jpg 朧月が登る春の宵は風が無いせいで心地良く、遠い空のいずこからか雷の鳴る音が幻聴のように響いてくる。
 今日は空き家だった長屋の真ん中の部屋にやっと住人が決まったらしく、あわただしく引越の荷物が小型トラック二台から玄関へと飲み込まれていった。長らく隣人がいないと夜中でも気兼ねなく物音を立てられるのは、よく考えてみれば前の住人が住んでいる時からそうであった。当時その隣の住人の方が朝昼深夜の区別無く大きな音で扉を開け閉めしていたので、今度は常識のありそうな親子3人家族が越してくるからにはこちらも気を使わなくてはいけないと、両端の住人同士笑いあったほどである。
 今日は引越荷物を運び入れただけで終わったようだ。週末にかけて部屋を片付けていくのだろう。部屋を見に来た時にちらりと顔を見ただけなので、一体どんな人たちが越してきたのか真相がわかるまで、楽しみ半分不安半分、と言う所だ。


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by marshM | 2008-02-22 23:59 |
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