絶対食感
e0087225_11483981.jpg 嗜好品の特性を見分けるのはとても難しい。例えばコーヒー、ワイン、煙草。
 高校生の頃、ストレート・コーヒーに凝った時期があっていろいろな種類を試してみたが、その日の体調や入る店によって味が変わる事に戸惑いを覚えた。絶対音感ならぬ絶対食感と言う物がきっと何処かに存在するのだろうが、どうやら私の舌の事ではなかった様だとがっかりした。
 コーヒーに比べて酒は話が簡単である。味覚だけでなく酔いが要素に加わるから、嗜好品としての好みは決めやすい。ただ、違いを述べよと言われると同じボトルから注いだ酒でも二杯目以降からあやふやになる辺りが全く頼りない。
 パイプ煙草になるとこれはもうお手上げとしか言いようがない。何十種類もある煙草葉の組み合わせに加えてパイプによっても味が変わってくる。その時そばにある酒や状況によっても全く違う受け取り方になるのだ。
 なるほど、味が増えれば増えるほど比較対象が難しくなるのであれば、そう悲観した事ではないかも知れない。敏感な味覚と絶対食感の間に必要なものは味の記憶である。そこがあやふやだから比較が出来ないのだとすれば、手っ取り早くお気に入りを一つ決めてそれにこだわり続けるのも悪くない方法だと思うのだ。
 今日は仕事の後に銀座でシェリー。何かティオぺぺ以外で基本になる銘柄を決めてくるのも面白そうだ。


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by marshM | 2008-02-07 11:54 |
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