異次元空間
e0087225_2323078.jpg 冬の宵闇にしずむ住宅街の狭い道、駅に向かって走る小型路線バスは乗客も少なく、誰もいない停留所を幾つもパスしてゆっくりと移動する。
 文庫本に目を落とす私に彼女がぽつりと言葉をかける。「こんな時間、誰も乗ってくる人いないね。」
 見上げると外を流れるモノトーンの景色からクッキリと孤立した明るい車内。まるで廃墟の中をバスに乗った私たちだけが生き残っているかのような錯覚を起こす。
 SF小説は時と場所を選ばないと心臓に悪い。



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by marshM | 2008-02-01 23:59 |
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