音の洪水
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 涼しくなるととたんに活発になるのがコオロギの鳴き声。表に出ると一体どこから聞こえてくるのかわからなくなる程、辺り一面から虫の音が聞こえてくる。耳を澄ましてみても、音の海に溺れてしまうくらいに他の音を寄せ付けない。単調なその甲高い鳴き声に聞き慣れてしまうと、かえって暗闇に沈み行く世界が静寂に包まれていくような気さえする。
 こんな日に家の前を走る細い小径を歩いたなら、一体どうなってしまうのであろう、後で時間が出来たら是非散歩してみよう、と思ったのだが、日没から数時間経った頃には虫の音は小さくなってしまった。気温が関係しているのか、太陽なのか、日没直後にピークがあり、その後に少し落ち着く。思い返してみると過去に虫の音に溺れそうになったのは、いつも同じ日没直後であった。
 明日こそは日が暮れる頃、あの鬱蒼とした生け垣と立木にはさまれた小径を歩いて見る事にしよう。


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by marshM | 2007-08-30 23:58 |
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