衝動
e0087225_3253773.jpg 夕方からふと思い立って車で某所に買い物に。翌日にしても良かったのだが、明日はもう夏が終わっているかも知れない、汗を吹き出しながら車を運転するのも当分無いかも知れないと思うと、いてもたってもいられなかった。
 買い物はパイプ煙草だったのだが、ふと見ると入荷してもすぐ売れてしまう作家物のパイプが、手ごろな価格で売れ残っていた。ネットで見てあらかじめ売れ残っているのは知っていたのだが、予想以上に綺麗で可愛らしいパイプ。これには少し心がぐらついた。
 パイプにもいろんな形やグレードがある。一番安いのが機械の大量生産で、次がメーカー製ハンドメイド、一番高いのが作家物のハンドメイドでそのそれぞれに木目の美しさで幅広い値段が付けられる。しかしパイプというのはパイプ煙草を燻らすための道具だと思うと、余計な飾りや美しい木目云々は二の次であり、形による機能性や経験に基づいたハンドメイドこそが道具の価値を決めると思うと、一概にパッと見の美しさにとらわれるわけにはいかなくなる。今あるパイプの良い所悪い所を考えていくと、自ずと次のパイプの理想型が決まってくるのだ。
 残念ながらそのお手頃ハンドメイドパイプは私の求めている形とはだいぶ違った物だった。資金もまだ十分に貯まっていないことだし、潔くあきらめて家路に着く。
 暗くなった夜空には盛大な花火のように稲光が瞬き、夏の終わりを告げているようであった。


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by marshM | 2007-08-28 23:59 |
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