記憶の歌声
e0087225_19163735.jpg しばらく前から気になっている事があった。麻布十番の事務所に顔を出していた頃、そこの社長によく連れて行ってもらった六本木の小さなJAZZクラブが今どうなっているのか。移転のハガキをもらって以来、顔を出すことなく私の住所も変わってしまったので、連絡が途切れてしまったのだ。
 そのクラブはtatsumiというベテラン・ボーカリストのママを中心に、ベース・ドラム・ピアノの演奏が日に3回。時には若い女性ボーカルが交代で参加する。tatsumiさんはけっこうなお歳らしいのだが、ハスキーな声とボーイッシュなスタイルで力強い歌声を聞かせてくれる。客は周辺のIT関連企業の社長や何処かで繋がりのある面々なのだが、姉御肌のtatsumiさんに駆け出しクリエーターの私も結構かわいがってもらった。
 JAZZクラブといっても結構高い金額を払わされる店で、事務所に繋がりが無くなってしまうとついつい足が遠のいてしまった。用事があって麻布十番を訪れた折りにtatsumiさんにばったり出くわした事があったが、しっかり私の顔を覚えていてくれた事が嬉しかった。
 そして店舗移転のハガキが来たのは2003年の春。昨日ようやくそのハガキを見つけ出し、インターネットで検索をかけてみたのだが、電話番号と住所はどこをどう探しても違う店が出る。店の名前セカンドハウスで検索しても駄目。tatsumiさんの名前で検索してやっと今月横浜でのライブがヒットした。推測であるがどうやら店をたたんだのではないだろうか。
 当時参加していたピアニストに柴田敬一という若手がいた。缶詰になった事務所に下のBARから流れてくる彼のソロ演奏は、素人にもわかるほど正確で格好良かった。今では中島美嘉のレコーディングや米国大物JAZZアーティストとの実績がある彼がまだ横浜でのライブに参加しているようなのが嬉しい。
 縁があれば、また何処かであのハスキーな歌声を聞く事が出来るだろうか。
[PR]
by marshM | 2007-03-25 19:51 |
<< ボンベイ・サファイア 鳥 >>