ステッカー
e0087225_13382258.jpg 秋風が肌寒いグラナダからバスで移動するとマラガの街はまだ夏の終わり、太陽がまぶしく街が輝いて見える。コスタ・デル・ソル、太陽の海岸といわれる所以か。
 長距離バスの中継地、マラガ・エスタシオンからバスで中心部の短距離バス起点まで移動する間、何故かやたらと花模様が目立つ。トランクやガラスに白地に黄色の花のステッカーを貼り付けた車を多く見かけるのだ。乗り換えのアラメダ・プリンシパル通りに立って驚いたのは、バスの模様まで大きな花をあしらってある。それもフリーハンド調で色合いはステッカーと同じ。これは何かイベントか主張があるのだろうと心に書き留めてバスに乗り込む。
 他にもロバをかたどったステッカーをよく見かけた。バルセロナ・マラガ・ジローナを移動する途中、明るい地色には黒、暗い地色には白のロバの姿を見ない日はなかった。流行のステッカーなのだろうか、何か意味があるのだろうかと疑問はふくれていくばかり。
 マラガからバルセロナに戻った我々は、カミさんの友人にその疑問をぶつけてみた。すると、どうやら花柄はエコロジー運動の象徴、ロバはスペインの闘牛に対抗したカタロニアのシンボルらしい事がわかった。我々が移動したのは主にアンダルシアだったが、ステッカーの数だけカタロニア人が多かった、若しくは闘牛に反対する人々がいたという事だろうか。カタロニア人であるその友人に話を聞くと、カタロニアとスペインとは区別して語られる事が多い。スペイン内戦にも関わるようである。外国人観光客にも気さくなスペインの人々だが、奥底に隠れた歴史を見え隠れさせてはハタと考えさせられる事がしばしばあるのだった。
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by marshM | 2007-03-20 13:39 |
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