落ち葉
e0087225_18475697.jpg 一雨ごとに冬が深くなる中、この辺りでは銀杏並木がすっかり葉を落として黄金色の絨毯を敷いている。
 落ち葉が一杯に広がっている歩道を歩くと、サクサクと音がするよりも先に微かな芳香が届く。あの独特の臭さを持つ実は誰かが毎日持ち去る様で影も形もない。落ちた葉が雨や夜露に濡れ朽ち果てていく臭いなのであろう。今は街中で見る事が無くなった落ち葉焚きを準備する記憶が甦る微かな匂い。
 銀杏並木を抜けて見回すと、紅葉した木々は盛りを過ぎてしまった様だ。陽が遮られる雑木林の中で背の低い紅葉だけが燃える様に佇んでいた。
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by marshM | 2006-12-15 18:46 |
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