新顔
e0087225_1525622.jpg 人なつっこいご近所猫のチビタがいなくなってからもう2年近く経つであろうか。庭で作業をしていればすり寄って邪魔をするし、家を開け放って掃除をすればいつの間にか上がり込んで廊下に足跡を付ける困りものだが、夜遅くに帰ってくるとどこからともなく現れて迎えてくれたり、散歩に出れば近所なら一緒に歩いてくれるいい奴であった。
 冷たい雨が降るか降らないかという曇り空の様子を見ようと庭に出てみると、素早く逃げ去る影。近所で最近見かける様になったなんとも汚いまだら模様の若猫である。あちこちで餌をもらい慣れているのか、完全には逃げていかない。餌をやる様な仕草をするとニャアと一声。しめたとばかり冷蔵庫に飛んでいって丁度余っていた笹カマをやってみる。
 よほど警戒心が強いのか、私が姿を見せていると寄ってこようとしない。カーテンの陰に隠れて様子をうかがっていると、来た来た、ちぎって置いた一切れをくわえてさっと元の位置に戻る。何度かそれを繰り返すと何処か遠くで呼ぶ声でもしたのか、通りの方にいってしまった。いつまでも見送っていると鳴き声を上げながらこっちを振り返る。まだ残っている笹カマに後ろ髪を引かれているのだろうか。
 笹カマをそのままにして出かけ帰ってみると綺麗になくなっていた。この調子なら上手く餌付けできるかもしれない。寒い冬空にも楽しみが増えた思い。
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by marshM | 2006-11-25 23:59 |
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