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エナガコミカンソウ
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 その小さな植物を最初に見たのは横浜東部にある実家の駐車場。豆科の草に似て枝の両側に一組ずつ葉を付けるが、葉の根本から長い柄を持つ小さな花が垂れ下がり、実を付ける。夜になるとネムやオジギソウのように葉を閉じるのだ。ネットで調べると、(3~4年前)当時自生の最北限は湘南だった。湘南あたりをドライブしているうちに車に付いたのか、竹芝桟橋あたりで船から飛んできたのか。ここ数年の夏の暑さにしっかり根付いてしまった。
 その後グアムに行った折りにプールの片隅で大きく枝を張るエナガコミカンソウを見つけた。何か南国とのつながりがまた一つ増えたような気がして、実家の株を鉢に入れて持ってきた所、驚異の繁殖力であたりに芽を出す事になる。
 そして今住むこの家の庭にも見慣れた丸い葉とそこから垂れる花。葉の根本全てに花が付き種が落ちる。抜いても抜いても広がっていくのだ。少しばかり生態系を変えてしまった様な気がするが、気候の変化が手伝っての事である。このまま平均気温が上がり続けていく事の方が心配である。
by marshM | 2006-08-05 23:59 |
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