桜の樹の下には
e0087225_20181094.jpg 「桜の樹の下には死体が埋まっている」とは誰が言い出した物か。気になったので早速検索してみる。『桜 死体 原典』。梶井基次郎の「桜の木の下」がヒットした。「檸檬」の著者である。
 武家では庭に椿を植える事を忌み嫌うと言うが、桜もまたそうであったらしい。華々しく散っていく様を合戦の侍達に重ね合わせていたのだろう。とすると、梶井基次郎も古くからの桜に対する感傷を下地に作品を思いついたのかもしれない。機会があれば読んでみるのも悪くないだろう。
 桜の花はそれ程華やかで人の心に訴えかける。小さな草花は紫外線カメラで見るととても目立つように色が工夫されているらしい。もちろん昆虫の目をひくためだ。そうやって虫を集めより遠くまで受粉させる。他の生き物を使って種を生きながらえさせ、時には防衛するのだとすれば、桜はその姿を使って人を操っていないとも限らない、と考えるのは深読みであろうか。
 桜の下に養分となる死体、なんともぴったり来る取り合わせである。
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by marshM | 2006-03-31 20:38 |
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