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隣の芝生は・・・
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 寒い寒いと思っていたが、いつの間にか木には新芽、枝には花が咲き誇り、土には雑草が伸びて生命の復活を感じさせるようになった。
 我が家は賃貸テラスハウス。小さいながらも庭が付いている。ちらほら草木が伸び始めてそろそろ手入れを始めなくてはいけない時期なのだが、ふと隣を見るとクローバーやらハコベやらがすでに膝丈に達しようとばかりに伸び放題。あぁ、春はそんな所に重点的に来ていたのか、なんて感心してる場合ではない。
 3世帯入るテラスハウスに手前がウチ、奥が初老の夫婦、真ん中はしばらく借り手がいなかった。半年ほど遅れて入居した家族は謎が多く、あまり社交的ではない。昼間はいるのかいないのか、銀行員らしい風貌の人や管理会社の人が「お隣いつ頃いらっしゃいますか?」と訪ねてくる始末。いったい何をしているのやら。
 そして1階のシャッターは常に閉じられている。たまに開いている事もあるが中をうかがい知る事は出来ない。もちろん庭は放ったらかしの草ボウボウ。隣の芝生は青いというが、青いどころかジャングルなのである。
 そこで一計。どうせたまにしか庭を見ないんだから、こちらから生命力の強い南国の草を投げ込んでやれば、居ながらにしてトロピカルムードが楽しめるのではないだろうか。花の種を投げ込めばお花畑にもなるかもしれない。花が終わったからと言って枯葉を刈り取る必要もない。元から雑草が生え放題なのだから。庭木を投げ込んでちょっと大きな茂みになれば虫が集まる雑草も伸びづらくなるのではないだろうか。見た目と害虫駆除と一石二鳥である。
 などとお馬鹿な想像を楽しんでみるが、うむ、花の種ぐらいは素知らぬ顔して本当に投げ込んでみても良いだろう。
by marshM | 2006-03-28 23:59 |
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