古いCD
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 20代の頃は毎日のようにポータブルCDプレーヤーで音楽を聴いていた。通勤していた頃は満員電車の窮屈で不快な空間を癒すため、受験の頃はモチベーションを保つためにお気に入りの曲を可能な限り大きな音でインナーヘッドホンから送り込んでいた。
 音楽は麻薬のように自分の殻を作って陶酔する事が可能だ。テンションが上がった感情を鎮めて癒す事も出来るし、攻撃本能に呼びかけるようなリズムで気持ちをあおる事も出来る。しかし一番やっかいなのは、過去の記憶を引き出す古いアルバム。音楽が過去のあれこれを引き出してどうもネガティブに走ってしまう。
 お気に入りの曲でα波が出るのとはちょっと違う感じ。建設的に積み重ねた現在を過去の亡霊が脅かすような不安がつきまとう、ノスタルジーにとどまらないその奇妙な心情は過ぎるとバランスを崩すような気さえする。
 環境の変化はスタイルの変化でもある。昔を思い起こして軌道修正するのも良いが、やはり新しい曲をもって邁進する方が良い。ここ数年音楽をおざなりにしてきたツケが回ってきたのをiPodが痛いほど教えてくれた。
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by marshM | 2006-02-20 19:31 |
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