燃える月
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 2・3日続いた暖かさも雨と共になりを潜めた。宵に雲間から顔を出した月は欠けた弧が厚い雲に煙り、オレンジ色に燃えるようであった。
 低い位置にある月は比較できる建物があるせいか、それとも大気が光を屈折させるイタズラか、高い位置にある時より大きな印象を受ける。そして、太陽が朝と夕に焼けるのと似てオレンジ色に色づく。
 オレンジ色の月は不気味で良くないことわざを連想させる。中途半端に欠けた月は猫の目の様とか悪魔のまなざしとか、やはり常ならざる印象を与える。二つが合わされば心穏やかではない。
 その日の月は燃える飛行船のような、しかしダイナミックな光景であった。
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by marshM | 2006-02-18 20:33 |
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