回帰
e0087225_19153357.jpg
 我が家では魚が食卓に上る事は少ない。カミさんが新鮮で淡泊な魚しか好まないのも要因の一つだが、私もそれ程魚に執着がないので自然と魚料理が少なくなる。
 小学生の頃から泳ぐのが好きだった。中学の水泳部ではタイムを競うと言うより夏の日差しの下透明な水の中を自在に動き回るのを楽しんでいた。そして現在、空気ボンベを背負って水深14mまで潜るのも面白いが、やはり素潜りで3~4mの所を行き来するのも捨てがたい面白さがある。
 陸上での運動に比べて水中の方がよほど自由に動き回れると言う意識から、いっそ水の中で暮らしてみたら快適なのではと想像をめぐらす。呼吸は鍛錬する事によって長く持つようにもなるだろう。泳ぐのさえ早くなれば生魚を食べるのに躊躇はない。取れたてピチピチなのだから不味いはずも無かろう。問題は睡眠である。鮫は眠る間も泳ぎ続けると言うが、イルカはどうやって眠るのであろうか。
 人間は物語の中で海への回帰を望んで人魚や半漁人を生み出したが、ほ乳類である人類が海に帰る上での理想型はやはりイルカや鯨だと思う。現に陸上動物から進化してイルカや鯨になっている経緯がある上、半分魚という時点で無理があるのはわかるであろう。
 いくら水の中が快適とはいえ、魚しか食べる物がないのでは食卓に魚が上る事が少ない我々ではやはり無理があるかも知れない。
[PR]
by marshM | 2006-01-25 19:36 |
<< グツグツ ブランチ >>