書けない万年筆
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 正月の事である。スケッチブックと2種類のペンを持ち歩いているのだが、それが義弟の娘達には面白いようだ。特に小学校高学年のお姉ちゃんは漫画に使うGペンの存在も既に知っているらしい。そして家に使わなくなった万年筆があると見せてくれた。
 正月でも開いている量販店で買い出しついでに万年筆のインクを探す。結構大きな店で文具コーナーも充実しておりすぐに手にはいった。ペン軸の付け根に僅かに錆が浮いているが、水につけて乾き残ったインクを流すとインクホルダーをつけてまた描ける様になった。
 持ち主の喜ぶ顔を見て、そう言えば自分も親の使っていない万年筆を持ち出してインクを補充し、文字ではなく絵ばかりを描いていた頃を思い出す。ちょうど小学生の彼女と同じく漫画の舞台裏を意識しだした頃で、でも専用の道具を買い揃えるほどの熱意もなかった頃。ちょっと普通の鉛筆やサインペンでは出せない線にいきなり絵がうまくなった様な錯覚を起こした物だ。
 彼女はいったい絵に対してこれからどんな思いを作り上げていくのか。想像してみるとちょっと面白おかしい。また何か画材をプレゼントしなくちゃね。
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by marshM | 2006-01-06 14:53 |
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