さすらいの猫
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 ご近所猫のチビタくんがいなくなってから数日経つ。チビタはとても人なつこく、散歩の途中に出会うとしばらく後をついてくる。しゃがんで撫でてやれば寝転がってじゃれつくし、座って呼べば膝の上に乗ってきて毛繕いを催促して人の手をぺろぺろなめる。そんな彼がうちの家を訪れるのは気まぐれなのではあるが、いつまでも姿が見えないとやはり寂しい。
 チビタがいなくなったのがわかったのは、彼の飼い主のご主人がうちにやってきて聞き込んでいったからだ。どうやら近所でうちにチビタが入り浸っている事を聞きつけたらしい。そのご主人とは回覧板の受け渡しの時にチビタの話をした事があった。きっとあちこち探してわらをもつかむ思いなのであろう。
 雄猫は発情期に旅をするものらしい。つい先日猫の独特なうなり声を聞いた覚えがあるから、もしかすると今が発情期なのかも知れない。そのころになるとふらっといなくなって、しばらくするとまたふらっと戻ってくる寅さんの様な猫の話も良く聞く。名前とは裏腹、ここいらでは一番体格も風格も立派なチビタの事だから、きっと何処かで雌猫とよろしくやっているに違いない。それとも寅さんの様にあちこちのやっかいになっているのか。
 何しろ早く帰ってきて人なつっこい仕草を見せて欲しい。人の手をなめようと半分出しかけの舌を構えたあの間抜け面が懐かしい。いったいどこの空の下にいるものやら。
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by marshM | 2005-11-19 18:39 |
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