最初にその声を聞いたのは小雨降る夕方。出先から戻り階段を上ろうとするとどこからか子猫が母猫を呼ぶ声が聞こえた。横浜で地域猫の親子を餌付けした経験から、間違いなく母を呼ぶ声だと思った。その時は疲れてもいたので気に留めるだけでやり過ごした。
その日の夜、寝付けず布団の中でインターネットを見ていると、やはり子猫が母猫を呼ぶ声。声の反響からしてどうやら一階駐車場のあたりではないかと思うのだが、わざわざ布団から抜け出して見に行くのは億劫でいつの間にか眠ってしまった。 次の日、昼間にかすかな鳴き声。なんだか少し元気がない。雨も小降りになったので見に行ってみるが、人の気配を察知したのか鳴きやんでしまった。 そしてその日の夕方。カミさんと出先から戻ると、確かに駐車場から鳴き声が聞こえている。こちらからも猫の鳴き声をまねして呼びかけると、ハッキリと答えが返ってきた。駐車場の放置された車のエンジンルームの中。鰹節を家から持ってきて誘うと、小さなキジトラ猫がひょこひょこ這い出してきた。 3ヵ月にも満たないだろう、まだ乳離れをして間もない仔猫。この地域は生ゴミの管理がしっかりしているからおいそれと手に入る食べ物はない。その呼び声に答えてやらなかったらどうなっていただろうか。 こうして私たちの元にやってきたキジトラのルー。現在は伝染病の発症を確認するために隔離中。元気でやんちゃな家族がまた増えてしまった。
by marshM
| 2012-07-06 18:55
| 生
|
ブログパーツ
以前の記事
リンク
ならんちゅぬツブヤキ
三須の一言・・・ イスラミック・ブルー なおすけの日日是好日 ディープコザ発沖縄ブログ Apoptosis ピキっと。 江古田日和(えこだびより) コリドー街スペインバル Bar de Ollaria ローマ、フィレンツェなど イタリア旅行情報サイト: アーモイタリア ホームページ フォロー中のブログ
カテゴリ
タグ
最新のトラックバック
検索
ライフログ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||