タイムリープの冬
e0087225_005359.jpg 春の嵐と寒波とが波のように打ち寄せた後の今朝は、抜けるような青空が広がり、地下鉄から出て見上げる目にはどこまでも透明な景色が続いていた。
 ここのところ個展の準備でプライベートを忙しくしていたせいか、それとも少しブログをサボっていたせいか、見渡す景色にいきなり違和感を覚えて困惑した。冬だから当たり前なのだが、中央通の銀杏並木がすっかり丸裸になっていた。黄色い絨毯を踏みしめたのはつい昨日のように思っていたのに、まるでタイムマシンに乗ってひととびに時間を飛び越したように、いきなり閑散とした枯れ木の列を認識してしまったのだ。
 小さくてもある日いきなり無くなったり現れたものは気がつくのに、いつも見ているはずの風景が徐々に移り変わる変化は変化として認識しづらい。認識しなければ存在しないシュレディンガーの猫のように幾日かの時間が存在を消してしまったとしても、それはそれでたまに会う幼子の成長が著しく感じるように、夏へ近づく時間の流れとして楽しく思うのだ。
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by marshM | 2012-02-09 23:59 |
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