1Kmの奥行き
e0087225_2233890.jpg 御徒町から毎朝外神田まで歩く間に、中央通が万世橋まで真っ直ぐ見渡せる位置を通る。その位置から見る景色は私のお気に入りの一つなのだ。目の疲れ具合の目安になるし、何より味気ないアスファルトの街なのにその時々の季節を主張しているところが面白いのだ。
 夏、アスファルトには逃げ水が現れ、熱せられた空気が揺らいで町は溶けていく。
 秋、深まるにつれ銀杏の色づきとともに霞がかかり視界は薄れてくる。
 冬、凍てついた空気はさえぎるものもなく、時間さえも凍らせたように全てを見通させる。
 春、そしてまた霞の春。暖かな日差しと歩き回る花たち。
 都会の味も素っ気もない幹線道路だが、案外いろんなところに季節の象徴は転がっているのだ。
 
 
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by marshM | 2011-11-02 23:03 |
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